2023年3月13日月曜日

染料ビン図録 改定版

染料ビン図録をつくってから2年経ちました。
新たに加わったものがありますので、改訂版をつくりました。
誰のために?
もちろん、自分のために!

化学染料が、世界規模で広がったのは、20世紀に入ってからです。日本では第二次世界大戦をはさんで、家庭用染料がおおいに普及し、たくさんの染料会社ができました。
そのほとんどは廃業していますが、染料ビンには染料名のエンボスが入っていて、その数の多さに、驚かされます。
見たこともない染料ビンの名前は、もとはmaicaさんの調べられたものをベースにしています。







                  






上から、あさひ染、アニリン染、アルス、ゑびす染、乙女染、音羽染です。

以下行も同様に、私の持っているもののあとに、maicaさん調べなどの、私の持っていないビンの名前をあげておきます。
行にはほかに、あおい染、うきよ染、浦島染などがあります。

なお太字は、私の持っているビンのリスト内では、新しく加わったもの、持っていないビンのリスト内では、以前には知らなかったものです。






               
            



                


家庭染料、かも川染、菊水染、京染、桐山染料、京染、キンペー染。
以下、持ってないもの。かてい染、桔梗染、キクヤの染料、京美染、キレー染、月桂冠、厚生染、コクサク染、こまち染。



三洋染。
持ってないもの。左京染、さくら染、敷島染、四季染、志ろと染、せう和染。





たか染、ちどり染トンボ染料
持ってないもの、ちとせ染、ときわ染。



日本家庭染料。

持ってないもの、にしき染、ニッケン染、日本文化染、ノーコー染。








白元、日の出染、富士染、藤山染料、ほまれ染。
白元は染料といえるかどうかというところですが、かつては着物の色を抜いて染め直すことが一般的で、色抜きに使われました。
持ってないもの、はとり染、ふたば染、文化染。














  

  




まつ染料、マツカ染松香染みかど染料、みくに染、みづほ染料みやこ染、みやま染。
持ってないもの、マサル染、まるまん染料、ミツハ染、三ツ蜂染、みはる染、みやび染、みゆき染。





八千代染、ゆきわ染、ゆたか染。
持ってないもの。やなぎ染。


持ってないもの。ラッキー家庭染料



わかば染。
持ってないもの、わかもと染。



不明
濃墨とエンボスがあるので、染料ビンと思われますが、染料名は書かれていません。ただ、底に4文字あるようですが、読めません。




 

4 件のコメント:

  1. こんなに染料の種類があったなんて信じられない!図録制作お疲れ様でした。
    これらの染料って天然なんですか?それとも化学染料?

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  2. hiyocoさん
    全部化学染料です。
    染め物屋さんもあったのに、家庭での染色は、流行ったというより当たり前のことでしたね。
    布が手に入りにくいので、以前から持っている反物を染めるとか、古くなった着物を染めて布団にするとか、毛糸のセーターを解いて染めて、子ども用のセーターを編むとかいろいろでした。
    国防色の軍服をこげ茶や黒く染めて、スカートや子供のコートに仕立て直すというのもありました。

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  3. 春さんも着々と増えていってますね!
    見せてもらえて嬉しいです♪
    私も染料瓶リストをそろそろ更新せねばと思っているところです。

    そうそう、以前インスタの私のアカウントを伝え忘れていました。
    @maica.chirori です。
    最近はブログの更新をサボってこちらにいます(笑)

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  4. maicaさん
    そう増えているわけでもないですが、時々整理しておかねば取っ散らかってしまいそうです。
    インスタ見せていただきました。素敵でした(^^♪
    インスタ見るのは好きだけど、自分では一度もUPしたことがなくて(笑)。臨場感があるのでやってみたい気もしますが、今のところ手を出さないでおきます(保守的!)。

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