2023年3月24日金曜日

糸枠は、5個でもよかったかしら?


先日、ヤフーオークションで糸枠の10個セットを買いました。
嵩張るので送料の方が高かったのですが、織物の古道具屋さんで買うのの半値以下ではありました。


糸枠ではない、細長い形の糸巻きは、もともと100個ほども持っていますが、整経機が違うので、糸枠とは違う形をしています。


糸巻きもそれを支える棒もセットしていないのでわかりづらいのですが、この枠に経糸を巻いた糸巻きを並べて、それを経糸の数だけドラムに巻き取り、ドラムから織り機に移すという、整経機です。

細い糸巻きでも、かせから巻き取るのに使えるのですが、長さを整えてセットしたりするのではなく、ただかせになっている糸を使いやすくするだけなら、太い糸枠の方がはかどります。


古い糸枠は、緩んでいたのかボンドでべっとり修理してあるものもあり、はみ出したボンドをきれいに削り取るのが一仕事でした。安いだけのことはあります。


元から持っている糸巻きに糸を巻くときは、この座車で巻き取っていました。
糸巻きは、穴の大きさがそれぞれ微妙に違うのですが、座車の芯棒のちょっと太くなっているところまで差し込めばしっかり固定されるので、どんな糸巻きでも使えました。
ところが、大きい糸枠はしっかり差し込んでおいても、抵抗が大きいので使っているうちに前に飛び出して緩み、回転しなくなります。


じゃ~ん!
じつは、以前骨董市で買った糸枠用の座車(奥)も持っているのです。消耗品(消耗するほど使ってないけど)のベルトではなく、歯車で動くタイプのものです。


歯車の面白さに惹かれて、用もないのに買っていたものでした。

糸巻き用の座車を使って糸を巻き取るときは、ハンドルの1回転が約60センチと決まっていました。必要な長さの経糸をあらかじめ用意しておかなくてはならないからです。
でも、糸枠を使うときは、座車で長さを計ったりしないそうです。


かせ繰り機に掛けたかせを、糸枠に巻き取っているところです。
このときは、にわか野球ファンになって、WBCの決勝戦を見ていました。


久しぶりに出番を迎えている、ノルウェーの織物用の糸です。








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