一昨日は、M+MのMちゃんと娘のさんごちゃんと、笠間と益子に行きました。
笠間の回廊ギャラリー門では、北ルソンの籠がディスプレイに使われていました。
北ルソンの
箕なら、たぶん直線部分があるはずですが、これは真ん丸なので、箕ではなく干しものをするための籠ではないかと思います。
もっとも、北ルソンのどこかに真ん丸な箕がないとは言えません。
四角い籠の縁は私の持っている籠と同じ仕上げ、丸い籠の縁は私の持っている北ルソンの箕とは違い、
カンボジアの箕と同じ仕上げです。
回廊ギャラリー門には、北ルソンの籠が全部で4つありました。これは網代ではなく平編みにしていて、縁に棒状のラタンを2段に回してあって、ちょっと縁が高くなっています。
これも箕ではなく、何か乾すための籠でしょうか。
農家では毎日箕を使うので、干すための特別な籠がなくても箕さえあれば兼用できます。でも、町の人はお米を毎日搗かないだろうから、こんな籠で何かを干すことも考えられます。推測の域を出ませんが。
北ルソンの農家では、虫よけの意味もあるのか、籠はかまどの上に重ねて収納して置きます。すると煤で色がつきますが、一様ではなく、重なったところは黒くならず、色にむらができます。
この籠たちの色は一様で、燻されたというより、目留めのために何か塗ってある感じです。
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