もともと、手先が器用ってほどではないし、老眼で細かいものは見えてないし、仕上がりが期待はできないのですが、今やらないでいつやる? ということで、どんぐり人形の赤ちゃんのお布団をつくり直すことにしました。
端布の引き出しを開けたらすぐ目についたのが、母の羽織の布と長襦袢の布でした。羽織の布の方が色としてはいいし、端布も小さかったので、こちらを使うことにしました。
お布団をはがしてみたら、わっ、赤ちゃん痩せている!
完全には解かず、下から綿を詰め込みましたが、もともとの着物の着せ方も決してうまいとは言えないので、限界がありました。
破れたお布団をそのまま包んで縫いつけ、何とかでっち上げました。
参考にしている左の赤ちゃんは、着物を3枚も重ねています。元々できが違う!
頭が破れているのも気になりますが、これを直すとなると顔も描きなおさなくてなならない、それでは全とっかえなので、修理はこれまでとしました。
さすが、お見事です!
返信削除華やかな羽織の柄を、程よくアレンジされましたね。
おニューに包まれて、赤ちゃんも嬉しそうです。
古作の着重ねは、襟だけかと思っていました。
この産地は東北系と聞きましたが、
昔の人は駄玩具にも手抜きがなく、誠実ですね。
世界のうねりを注視する傍ら、
さまざまな手仕事の手も休めない春さんは、
本当に、人生の達人です。
茶々丸さん
返信削除それはほめ過ぎです(笑)。たいへん、テキトーにやっていますから。
ミズナラは標高の高いところでは全国的に見られるようですが、東北の方でよく見られる木かと思うので、どんぐりのはかま人形がそちらでつくられたものだったのはうなずけます。
本当に、駄玩具(言い得て妙)にも手を抜かず、工夫に工夫を重ねている姿には頭が下がります。