白内障

夫が白内障の手術を受けました。
誰でも、年を重ねると白内障に罹り、次第にものが見えにくくなります。ところが夫の場合、目に映るものが濁る自覚もなく、不具合をまったく感じていませんでした。
ある朝、
「景色が半分しか見えない！」
と騒いだので見ると、瞼が垂れ下がっていました。瞼を指で押し上げると何の問題もなさそうでしたが、念のため脳外科に行って調べてもらい、脳に異常がないとのことだったので眼科に行くと、「白内障が進んでいるので、できるだけ早く手術した方がいい」という診断をもらいました。
いつもの眼科に白内障の手術のできる病院を紹介してもらって行ったところ、血糖値（正確にはヘモグロビン値）が高いので、まず下げてからということになり、下げるのに２、３カ月かかり、やっと先週の木曜日に左目を手術していただき、明日火曜日に右目を手術することになっています。
術前術後の点滴などがあり、手術当日は数時間かかりましたが、手術そのものは１０分ほどで、術後の経過も順調です。

写真は、病院でいただいた、術後の過ごし方の表です。
手術後３日は保護メガネで目を紫外線から守りますが、寝るときは眼鏡を掛けたままでは寝にくいので、眼鏡を取って、眼帯をテープで貼りつけます。

眼帯は病院からの借りもの、薄い金属でできています。

手術当日は目をガーゼで覆っていましたが、次の日はそのガーゼが取れました。夫の感想は、すっかり景色が明るくなったというものでした。例えれば、５ワットの明かりから、６０ワットの明かりに変わったような。
しかし、自覚がなかったということは、よっぽど鈍かったのかとも思いますが、まずはめでたしめでたしでした。

私も朝、目がかすんだりするので、夫に付き添っている合間に診ていただきましたが、年相応の白内障はあるものの、何の問題もないとのことでした。

夫の垂れ下がった瞼は、眼科のお医者さんのお話では、手術するほどのことではないそうなので、当分様子見です。瞼が垂れ下がらなかったら、白内障は発見されなかったということか、瞼に感謝ですが、それにしても鈍かったのではないか？
今は、片方だけ手術した後なので、両目のバランスは悪い、それは感じるそうです。