2024年8月8日木曜日

猫抱き磁器人形


あんてぃかーゆのブログでこの人形を見たときびっくりして、すぐ連絡して、手に入れることが出来ました。
大正時代、あるいは昭和初期の古い人形ですが、ほとんど傷んでいません。
何故びっくりしたか?


おもちゃ骨董のさわださんのところから来た、同じ型でつくられたと思われる黒猫抱きの磁器人形を持っていたからです。
並べてみると、着物の柄も似ていて色遣いは同じ、同じ工房でつくられたものに違いないのですが、黒猫の方が心持背が高いのはなぜでしょう?


磁器だから、焼いた時の縮み具合が違ったということも考えられますが、黒猫は頭だけが大きいようにも見えます。


台には、〇に「サ」の刻印が入っています。


底に貼ったシールはどちらも破れていますが、2つ合わせて「特製」と読めます。おそらく失われた部分には〇に「サ」が描かれていたのでしょう。


それにしても、型に流し込んだ材料がうっすい薄い! 中をのぞくと光が透けて見えます。
大空襲や大震災を逃れて、よく生き残っていたものです。


抱かれた猫は、ちゃんと招いています。





 

2 件のコメント:

  1. 奇跡としかいいようがないですね!古いものなのに色が全く褪せていないことに驚きです。

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  2. hiyocoさん
    すごいでしょう? 普通背が高いのでうっかり倒して割ってしまいそうな人形です。それが2つもそろうなんて。
    世界一の招き猫コレクターの荒川千尋+板東寛司夫妻も持っていらっしゃらなかった代物です(^^♪

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