中国の雲南省の北部の籠です。
茶葉を入れたり、バター茶用のバターを入れたりします。
内側に、網代に編んだものをはめ込んであり、二重になっていることがわかります。
ところで外側は、中心では丸く開いた穴から内側の網代が見えているものの、縁近くでは網代ではなく、編んだ細いひごが、太い経材(たてざい)の間から見えています。
「えっ、外側はどう編んでいるの?」
真ん中の青く見える竹を編んで、細いひごで一旦整えた後、細いひごで整えながら、先を尖らせた薄くて太い竹を挿す?
と、ここまで見て、はたして細いひごを編みながら同時に太いひごを突き刺すことができるだろうか(ピンピン飛び出して無理だろう?)、編んでから太いひごを突き刺すことが出来るだろうか(それ以外方法はないとは思うけれど超薄いひごを挿せるのか?)、私の頭はついていけません。
太い経材の下から緯材(よこざい)が見えてない部分を指で押して見ると柔らかくへこむので、中心から太い経材を細いひごで4段編んで円を形づくっているところまでは細いひごで裏打ちをしてなくて、空洞になっています。そして、経材が曲がるところから縁までだけ、その間から見えている細い緯材で頑丈に編んだもので裏打ちしている感じ、したがって内側の網代を加えて、縁に近い部分は三重になっています。
身も蓋もまったく同じ編み方です。底になった部分は光に当たってないせいか、最初はちょっと色が濃かったけれど、今では同じ色になっています。
ところで、長く使っているとこんな色になるみたいです。バターを入れたからでしょうか?
ちょっと形が違うけれど似た籠、茶葉を入れていても色は深くなるようです。
とりあえず、日焼けさせてみようと、日に当てています。
早く茶色くな~れ!
0 件のコメント:
コメントを投稿