2025年9月13日土曜日

インドの包丁


『かぼちゃでゴロゴロ』(インドの昔話、西岡直樹 採録・再話、西岡由利子 絵 、福音館書店、2023年)の付録の「絵本のたのしみ」で、西岡ファミリー「紡ぎ車と世界の原毛アナンダ」の関係がわかったというか、うすうすは感じていましたが、アナンダは西岡直樹、由利子夫妻が設立した会社だったのです。
西岡直樹さんが、タゴール国際大学などインドの大学に長く留学されていたことは知っていましたが、お連れ合いの由利子さんがタゴール国際大学で古典絵画、パナスタリ大学で細密画、インド染色を学ばれた方とは知りませんでした。お子さまたちも含めて、最強の「チーム・インド」のご家族でした。


さて、『かぼちゃでゴロゴロ』の中におばあさんがむすめの家を訪ねてごちそうになっている場面があります。
葉っぱを綴ってつくった木の葉のお皿が見えていますが、一番左の女性の前に置かれた包丁を見てにんまりしてしまいました。


包丁はおばあさんが家に帰った最後の場面にも描かれています。


この包丁です。
両手で具材をもって、手前から向こうに押しつけるように切ります。玉ねぎのみじん切りもあっという間にできてしまいます。


台座は木でできているもの、鉄でできているものがあります。
指をひっかけて包丁を開くところ、刃先を収めておくところなど、美しい仕上がりに鍛冶屋さんの技が詰まっています。

まさかですが、ネットショップ「ティラキタ」で包丁を売っていました。使っている動画を見ることができます。
ココナツ削り器が先についた包丁もあるようです。





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