日本招猫倶楽部の2025年の復刻版、萬古焼き写しの「首振り招き猫」です。
日本招猫倶楽部では、毎年、9月25日(語呂合わせで来る福、招き猫の日)に合わせて
復刻猫をつくっています。昨年も一昨年も買わなかったのですが、今年の復刻猫は気になって、3年ぶりに注文のハガキを書きました。
注文のハガキを書いたものの、自分の年齢のことなど考えれば買うべきか、買わざるべきか、10日ほど迷ったのち、とうとう思い切ってハガキを投函しました。
数日後、届いた包みを開けてみたら首振り招き猫は思っていた以上にかわいくて、とくに目が素敵で、いっぺんに気に入りました。
身体に頭が乗っている感じ、身体はツボのようになっていて、頭の下に伸びた首の下には錘(おもり)がついていて、それが前後に揺れて首を振るのですが、この錘部分のバランスを最高にするのに制作のご苦労があったそうです。
そのご苦労のかいあって、ちょっと動かすと静かに首を振りはじめ、とても長く振り続けます。
技術が高い
萬古焼きの首振り招き猫が、瀬戸の
中外陶園によって、見事に再現されています。
とてもかわいい猫ちゃんですね、よく見ると三毛さん。
返信削除日本招猫倶楽部の会員のみへの限定頒布なのでしょうか?
少し前の記事で猪に庭が酷く荒らされるというものがありました。
私の山の庭にも近年、猪が来るようになって荒らされましたが、猪避けに行者ニンニクを植えると良いと聞き、試したところ、植えたところには来なくなりました。
かきつばた
かきつばたさん
返信削除コメントありがとうございます。
そう、背中を見れば三毛猫で、かわいかったですね(^^♪
復刻猫は限定領分で、50体、注文が多ければ抽選と書いてはありましたが、おそらくもう少しはつくられて9月29日前後に開かれた瀬戸と常滑の「招き猫祭り」では売られたのではないかと思いますが、もう終わってますね。「招き猫ミュージアム」に問い合わせてみると、もしかしたら残っているかもしれません。
イノシシのことですが、我が家も行者にんにくを植えているところがあり、そこは確かに掘り返されてはいませんが、あちこちに植えるのは大変です(笑)。我が家の場合、本当は日本全国禁止されていることですが農村故、焚火は目をつぶっていただいているのですが、その焼いた土を撒くことで防ぎました。獣は本能的に火の燃える匂いは近づかないだろうと思ったのですが当たりました。
昨年、被害がはじまったとき、忌避剤のヒトデの粉を買ってあったので撒いたら、その日から被害がひどくなって、追加で撒いてみたのですが、それで相手は逆上したというか、まったくの逆効果で被害が大きくなりました(笑)。
春さん
返信削除ご丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
木酢液も良いと聞いたことがありますが、焼いた土も効くのですね。早速、試してみます。
素晴らしい編細工のコレクションですね、面岸箕まで。
一戸町は比較的近いこともあり、面岸箕もよく見かけます。大きく迫力があり、今でも昔のままの品質で作られていてとても魅力があります。
質問ばかりで恐縮ですが、竹細工の材料には多くの種類がありますが、実際に使っての違いというのはどのようなものがあるのでしょうか。
当地の籠は昔からネマガリタケかスズタケで、篠竹など他の素材の籠を見かけることが無いものですから。
かきつばた
かきつばたさん
返信削除木酢液、昔にとったことがありますが、すっかり忘れていました。
今年のイノシシは夏は庭まで入って来ませんでした。田んぼにはメッシュを回してあるので、田んぼに入れないイノシシが山との境に吹きたまっていたのか、昨年は大あばれでしたが、今年は平年並みです(笑)。
笹のことですが、籠材として使われるのはネマガリタケとスズタケでしょう。それを地域によって「篠竹」と称するところもあったのかどうか、混同されて使われていて、私もいい加減に記述してきたのではないかと思います。このあたりに生えているのは篠竹で、籠編みには使わない(使えない)ようです。
明らかにネマガリタケやスズタケと篠竹は違っていることはわかりましたが、ではスズタケとネマガリタケはどう違うのか、厳密には知りません。東京文化財研究所、無形文化財遺産部の今石みぎわさんによると、スズタケの特徴として、「皮がほぼ全体に被っており、新子(一年目の竹)はてっぺんに葉が3枚つく(稀に4枚)。2年目以降は枝分かれする」そうです。
もう20年も前に、一戸の鳥越もみじ交遊舎にお願いして市場籠や腰籠、弁当籠など編んでいただいたことがあります。最近、一戸に続いて松本でもスズタケが花を咲かせて枯れるというピンチに陥っていることが報道されていますが、何とかどこかによい材料が残っていてほしいものです。
「新まつもと物語(https://visitmatsumoto.com/culture/%E3%81%BF%E3%81%99%E3%81%9A%E7%B4%B0%E5%B7%A5%EF%BD%9E%E9%B3%A5%E8%B6%8A%E3%82%82%E3%81%BF%E3%81%98%E4%BA%A4%E9%81%8A%E8%88%8E%EF%BC%88%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%EF%BC%89%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%83%85/)」によるとかつては富士山麓でもスズタケの行李などがつくられていたようです。
私は小さいころは瀬戸内地方で育ったので、籠と言えば真竹の籠、それももう少し内陸の中国山地に住む人がつくっているということしか知らないで育ちました。私が籠に目覚めた(?)のは、昔、東京立川にあった大きな駕籠屋さんでいろいろな籠を見てからかなと思います。
瀬戸内と言えば津山の竹籠など見事ですが、今は作られていないとお聞きしました。
返信削除こちらでも面岸箕は、最近職人さんがいなくなったとも聞きますし、ほかにも当代限りのものが多くあります。
伝統的で見事な出来栄えの民藝が消えゆくのは寂しく、残念に思います。
竹の素材は、篠竹で細工を作る地方もあると聞いたものですから。こちらでもスズタケをシノと呼ぶこともありますが、本当の篠竹の細工とはどのような使い勝手なのか気になりました。
一戸周辺のスズタケが再生するまであと15年くらいかかるそうですね。スズタケは関東でも多く生えていますから代用できないものでしょうかと思ったりもします。
かきつばた
かきつばたさん
返信削除倉敷地方に出回っていたのは勝山の籠(https://koharu2009.blogspot.com/2012/07/blog-post_15.html)でした。
スズタケ細工は、職人さんが高齢化した上に素材が15年も途絶えるとなれば、技の伝承はさらに難しくなりますね。特に箕は裏山から簡単に素材が手に入るものではなく山に分け入って、しかも何種類も採ってこなくてはならないので、難しいことでしょう。
松本でもスズタケが枯れるのでどこか別の場所にスズタケを求めていますが、なかなか難しいようです。かつては行李をつくっていたという富士山麓にはスズタケがあるのでしょうか?この辺りは篠竹ばかりです。
スズタケだけではないのでしょうけど、経費的な部分も含めてうまく職人さんと原料産地が繋がれば良いなあと私も思います。
返信削除勝山の籠、拝見しました。縁に竹を多重に配した堅牢な素晴らしいものですね。こちらには真竹の籠がほとんどないため新鮮で、深型から大きく絞り込んであり実用性も高かったのではないかと思いました。真竹ならではの構造ですね。
状態が素晴らしいですが、こういう古い籠の手入れには何かなさっているのでしょうか?
私の籠ではなかには乾燥しすぎて硬くなりすぎる種類のものもあり、やむを得ず乾性油を塗ることがありますがこれで正しいのでしょうか。
かきつばた
かきつばたさん
返信削除蕎麦笊などは洗ったらよく乾かしたりしていますが、籠の手入れはとくにはやっていません。使ったり、なでたりすることぐらいでしょうか。確かに屋外に置いてあったものは油が抜けたりするので、油を塗るのもいいかもしれませんね。
友人の持っている箕で虫に喰われているものがありましたが、いまのところ我が家の籠たちは大丈夫です。と言っても最近「種」が虫に喰われたので、いったいどこから虫がやってくるのか、気を付けた方がいいかもしれません。
春さん、教えていただきありがとうございました。
返信削除籠や土人形などの素晴らしいコレクションを拝見しに時々お邪魔しますので宜しくお願いします。
こちらは暑すぎる夏の間、手を抜いていた刈り払いがやっとひと段落つきました。
かきつばた
かきつばたさん
返信削除こちらこそ、コメントありがとうございました。
毎日の更新を心が手ていますが、このところバタバタしていて更新できていません。また、続けますので、よろしくお願いします。
こちらはよい季節かな?今朝はちょっと寒いくらいです。