先日 痩蛙学舎でお会いした、大地の再生を目指し、自然と共生する生活を目指す建築家や、有機農業、地域運動などをやっていらっしゃる方たち5人が訪問されました。
一日目はご自身のやっていらっしゃることなど話し合い、二日目は八郷の中をめぐりました。訪問先は「やさと暮らしの実験室」、O家、S家、「つながる図書館」などでした。
まずは、有吉佐和子の『複合汚染』に触発されて結成された、有機農業と消費者を「ていけい」によって結ぶ運動の草分けである「やさと暮らしの実験室(旧たまごの会)」を訪ね、建ててから50年経って老朽化した外壁を自分たちで張り替えて、塗料を塗ったりしているところを見ました。
屋根が外せる模型もつくっていて、農畜産業のかたわらの修復作業は長丁場になりそうですが、外壁修理には何人かのボランティアたちも参加していました。
次に、今年から住み始めたOくんの家に行きました。躯体の刻みと上棟だけは友人たちの手を借りたものの、あとはすべて自力建設、大きくて広々とした家には、Oくんの「こうしたい」と頭の中で発酵させていた工夫や試みがいっぱいで、超気持ちいい空間が広がっていました。
ロフトに行くかわいらしいケヤキの階段は、
途中から梯子になって、その先に広々としたロフトがあります。
こだわりの台所は、シンク・ガス台の上に何本ものステンレスの棒が渡してあって何でも掛けられる、とても使い勝手がよさそうでした。そして、天板もステンレス、しかし引き出しが全部無垢の木の手づくりなので、冷たい無機的な感じはしません。
床材は、材木屋さんから半端ものを格安で買ってきたもの、場所場所によって幅が違っていたりするそうですが、まったく気になりません。また、窓ガラスはヤフーオークションで定価の半値以下で買ったもので、各窓によってメーカーが違ったりするそうです。
外の壁にかかっているのは何でしょう?
うおぉぉ!植物の壁飾りでした。
玄関を入ってすぐの部屋は植物のために用意されたもの、冬はこれらの植物も室内へと移動するそうです。
立派な無農薬無化学肥料の野菜を栽培し、田んぼもつくる合間に、大工仕事だけでなく建具まで全部自分でつくり、庭づくりだけでなく、観葉植物も色々育てているOくんは、まさに超人に見えます。
3人の子どもたちも、楽しそう、友だち100人きても楽々遊べそうな、楽しい家になっていました。
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