長崎県の古賀人形の座り猫です。
16代目の小川セイさん作、白に黒と赤で鮮やかに彩色されていましたが、すっかり色褪せてしまいました。
お尻の模様が特徴的、左から見ると、ずいぶん厚みがあります。
学生時代(なんと1963年!)に窯元を訪ねたとき、私が手に入れた古賀人形のラインアップです。
阿茶さん(シャモを抱えた中国人)以外は結構地味な選択をしていますが、そのとき特にフクロウの笛がとても気に入ったのを思い出します。日本にはこんなおもちゃがあったのかと思ったことでした。
常滑系の招き猫に似せて(触発されて?)つくられた古賀の招き猫です。常滑系の猫はドロドロに溶かした粘土を型に流し込んで大量生産しますが、古賀人形は2つに分かれた型の内側に、粘土の板を貼りつけて、それを合わせてつくっているので、ずっしり重いところが違います。
「
ねこれくと」によると、手足の先が
斑になっているのが珍しいとか、なるほど、常滑系の猫の手足の先は白いままで、赤で線が描かれ、大きいものには金や銀で爪が描かれています。
常滑系の招き猫のスタイルが確立したのは第二次世界大戦以後なので、古賀でこの形の招き猫がつくられはじめたのはさらに後ですが、いつつくられはじめたかはっきりしていません。
底に52年9月(1977年)と書かれているので、この猫の前の持ち主が購入した年月と思われます。セイさんは1966年に亡くなられているので、これは17代目の
小川索(なわ)さん(あるいは18代目の亨さん?)作のものと思われます。
現在、19代目の小川憲一さんが古賀人形制作を引き継いでいらっしゃいますが、憲一さんの猫には髭が描かれています。
また、憲一さんは首輪に模様も描いています。
0 件のコメント:
コメントを投稿