2009年11月20日金曜日

障子張り



お天気がよかったので、古障子を洗って乾かし、6枚の障子張りをしました。

私たち夫婦は、書斎というか、コンピュータのある部屋で、夜を過ごします。
それで、すっごく寒いとき、その部屋だけを締め切って、集中的に暖めればいいと、夫は天井に可動式の古障子を、6枚水平に入れました。寒くないときは、その障子を台所の天井と二階の床のあいだにすっぽりと収めるという仕掛けです。
夫はこの仕掛けをことのほか気に入っていて、客があるたびに、その障子を動かして見せます。ところが、古い障子をもらってきたもので、破れてぼろぼろになって紙 が垂れ下がっているので、誰も夫の真意を正しく読み取らず、いつも、「どうしてこの障子は破れているのですか?」、「誰が破いたのですか?」などと、とんちんかんな質 問をされています。

そこで、見かねて、障子を張りました。




書斎の障子天井を閉めると、こんな感じになります。夫は大喜びです。




私は寒がりではありますが、天井が低いのはあまり好きではありません。息が詰まりそうになってしまうのです。
夫はフランク・ロイド・ライトが好きで、空間には、大きい空間、小さい空間、天井の高い空間、天井の低い空間など、リズムが大切だと言います。だから、天井の低い空間もつくりたかったのです。

でも、私は障子を閉めると落ち着くというよりは、高いところにしまってしまった本の背表紙を見ている方がずっと落ち着きます。まあ、冬の本当に寒い日、この天井が本当に役立つのかどうかお手並み拝見ですが、私の方は当分、障子は開けっ放しにしておくつもりです。


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