古い友人、Tさんのつくった陶器の箱です。
Tさん夫婦と私は同級生で、学生時代は仲良しでした。一時、東京の郊外に住んでいたときは家が近く、幼い息子たちも同じような年齢だったので、よく行き来していました。
遊びに行くと、Tさんは、いつも陶土を叩いたり、伸ばしたりしていました。分厚い板をつくり、それを針金で切ってくっつけて、箱をつくるのです。
陶箱は、飾ってよし、ものの収納によしです。
この小さな陶箱には、さいころを入れています。開けてみると、なにか、他のものも混じっていました。
タイで誰かにもらった、陶器の古い貨幣です。
漢字が書いてあるから、タイのものではなく、中国か、ヴェトナムのものだったのでしょうか?
ヴェトナム戦争のころに、打ち落とした戦闘機のジュラルミンを溶かしてつくった指輪も入っていました。この指輪は、反戦の象徴でもありました。
実用品の、ジュラルミンのスプーンも何本かあったのですが、どこかへなくしてしまったようです。今でも、ヴェトナムの市場では、ジュラルミン製のスプーンが売られているのでしょうか?
磁器の箱
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