金属の、円形の容器を重ねる形の弁当箱は、現在では、
タイの弁当箱のような蓋の留め方が、圧倒的に多くなりました。インドの弁当箱も、同じ留め方になっているようです。
それ以前は、このように、取っ手についている留め金を動かして、留め金で蓋を押しつけておく形が一般的でした。
留め金を硬くしすぎれば、開閉に手間がかかります。ゆるくすれば蓋が取れ易い、兼ね合いの難しいものでした。
右のホウロウの弁当箱はチェコスロバキア製、1960年代後半にアフリカのガーナで買ったものです。
なにせ、まだスーツケースもない時代で、木にアルミを張った箱一つで遠いアフリカに行ったものの、生活用品がないないづくし。
台所で塩と砂糖入れにしようと、アフリカ一大きいと言われていた、広大なクマシ市場を歩き回って、へとへとになって買ったものでした。
留め金を外したりはめたりするたびに、ホウロウを傷つけないように神経を使いますが、重ねて置くだけなら問題はなく、重宝しました。
今では、役目を終えて、種入れになっています。
こちらは、インドの小さな弁当箱です。
新しいものではありませんが、さして古いものでもありません。手で打ち出したものではありませんが、機械で板をまわしながら、手で絞ってつくったものです。手仕事の部分も多く、よくできています。
子どもの通学用の弁当箱だったのでしょうか?名前が刻んであります。
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