2010年12月25日土曜日

バリ島のお土産





1980年ごろの、インドネシアのバリ島のお土産の、定番の一つはこれではなかったかと思います。
バンコクに住んでいるころ、夫の同僚宅などで、ときどき見かけたものでした。

夫の出張について、初めてインドネシアのジャワ島を訪れたとき、休暇をとってバリ島まで足を延ばして、一泊か二泊しました。
私は、喜び勇んで、この定番のお土産を手に入れました。




軽い木を削って、丁寧に彩色してあります。
葉っぱは、薄くて壊れやすいものですが、お土産品ですから、分解して、重ねて、簡単に運べるようにつくられています。




組み立てていきます。
わき芽の先と葉がつきました。




そして、実を生らして、大きな葉もつけて、バナナの完成です。

完成品はけっこう場所をとりますし、ちょっとぶつかると、葉が落ちたりするので、12年ほど前にバリ島に行ったときには、あまり見かけませんでした。見かけても、ずいぶん小ぶりなものになっていたような気もします。

バリ島を訪れる観光客の多くが日本人になった今は、お土産の定番も変わりました。
目立つのは、木彫りの猫です。それにしても、日本人は、私も含めてですが、猫の置物が好きです。




当時は、カエルもいっぱい見かけました。
これは、雨乞いをしているカエルですが、楽隊などもありました。
なんとも素敵な面構えのカエルです。

バナナの花



6 件のコメント:

  1. いいなぁ~木彫りのバナナ!
    メッチャステキです。こんなのアジアンショップには並んでいませんねぇ~!

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  2. Shigeさん
    ありがとうございます。
    ちゃんと目をつけてないと、葉っぱを持って行かれてしまうから(笑)、最小の人手のアジアンショップには並んでないのかもしれません。
    もともとは、地元のつくりたいようにつくっていても、だんだんお土産物も客に合わせてくるのか、ちんまりまとまってくるようです。

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  3. 今日夕食後の洗い物をしながら、ふと、20代半ばの頃にデパートで買った高さ30センチくらいのカエルの木彫り(木製品を持って来れないと聞いて友達宅に残しました)のことを考えました。葉っぱを傘みたいに持っています。ひと目惚れして買ったのですが(笑) 包装を待っている間に、40歳過ぎくらいの女の店員さんが近寄ってきました。「どこがいいのですか?誰がこんなものを買うんだろうと思いながら見てたんですよ」 こんなものが好きな自分、なんか可笑しくて笑ってしまいました。
    結婚後のことなのですが。玄関先の靴箱の上に飾っていました。ある日帰宅すると、主人が別の棚に置き換えたらしく、高さ過ぎるからと、茎を途中で切ってやすりで処理していました。のんびりしたカエルから、棒を持つ荒っぽいカエルに様子が変わっていました(泣)
    そうしたら、これを見て! このカエルの仲間です! かわいい、かわいい。

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  4. Bluemoonさん
    あっはっは、カエルくんもBluemoonさんも散々な目に逢ったのですね。
    私も、「誰がこんなもの買うのかと思ったら」って、何度かか言われたことがあったような気がします(笑)。空港で変なかさばるものをたいせつに抱えていて、空港の人に笑われたことは数知れず。友人に、「自分では大切と思っているだろうけれど、ただのがらくたの山」と言われたこともありました。
    道端で、たわいないおもちゃを持っている子どもに、どこで手に入れたのか聞こうと声をかけて、どこの国だったか言葉が通じないので、全速力で逃げられたこともありました。こちらも必死で追いかけたから、子どもも肝がつぶれたのでしょう(爆)。
    木彫りのカエルはバリの名物でした。素敵でしたが観光化するに従って客受けのするものに変わり、今では猫が多くて、カエルは消えたのじゃないかと思います。残念ですね。
    あのカエルたち、葉を傘にしたのだけじゃなく、伝統音楽を奏でている一団もあったと思います。私も、写真を撮ったとき、二匹対で持っていたと思ったのですが一匹しか見当たりませんでした。きっと私の留守中、留守宅に息子と犬が住んでいたので、子犬が噛んで息子がこっそり捨ててしまったのではないかと思います。残念!

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  5. カエルは消えたのですか! まだ作られていると思っていました。それは残念です。
    インドネシア産の木彫りは、80年代頃からでしたか、よく見かけたように思います。その頃、勤め先でバリ旅行フェアが開催されて、展示物と販売物がダンボール箱に入って届きました。年下の仕事仲間(今でも友達)と検品中に、木彫りのカエルの親子が出てきました。手足を地面にくっつけたリアルなポーズで、怖い顔付きなのですが。包んだ新聞紙から出てきたのを見た瞬間に気に入ってしまい「これ私が買うから!」と、横によけました。友達は唖然としていました。ちょっと変わっている人、と今も内心では思っているはずです(笑)
    春さんのブログ、とっても楽しい~♪ 

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  6. Bluemoonさん
    バリのカエルは目が素敵でした。今では、猫などが普通の傘をさしたりしているんじゃないかしら?
    1998年に研修(研修という名の観光ではありません、笑)でバリに数日滞在しましたが、カエルとかバナナとかは見ませんでした。
    1980年ごろは工房の片隅のようなところに置いてあった木彫りも、おしゃれな雑貨屋がたくさんできて、それぞれ趣向を凝らして並んでいましたが、大きいものや、個性的なものは消えていました。
    それでも、バリ人の木彫りの腕は素敵です♪

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