私の招き猫や土人形の買い方は、作者が手を抜いていない程度に小さいものを、たくさんある中から、一つか二つ選ぶというものです。
置き場所のこともあるし、お値段のこともあるからです。
大きいものは、たいてい作者の力がこもっています。でも私は、あまり力作でない、肩に力を入れないでつくったものの方が好きだということもあります。
会田光雄さんの多摩張り子に出逢ったときは、気分がちょっと違ったようでした。
もう15年以上前ですが、お家を訪ねて、いろいろ見せていただいて、そのときは季節外れだったので、手ぶらで帰りました。
しばらくして、できたというお電話をいただいたときは、どれも捨てがたく、あれもこれもと欲張って、いろいろ送っていただいてしまいました。
これは一番大きな親子猫で、高さが35センチほどあります。
親子ともいい顔をしています。
次に大きな猫たち。
これら、招き猫の張り子が売られるのは歳の市ですから、だるまを持った猫もいろいろいます。
玉持ち猫たちも、なんてかわいいのでしょう。
一時、父母の家に貰われて行っていた猫たちも、母が身辺整理をしたときに戻ってきました。
こちらは、同じく多摩張り子ですが、内野雅夫さんの招き猫です。
たぬきのようなひょうきんな顔をしています。
そして、同じく多摩張り子の根岸利夫さんの猫です。
目の描き方で、すっかり雰囲気の違う猫になるものです。
東京のはずれで、いまもこんな招き猫がつくられているのは、嬉しいことです。
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