招き猫を、本格的に集めだしてから数年後、初めて手にした「骨董の招き猫」ではなかったかと思います。
西荻窪の、どちらかと言えば、洋風なものを商っているお店で見つけました。
昭和初期につくられた、「子福猫水滴」です。
日本招猫倶楽部では、毎年一つか二つ、今はもう廃絶してしまった古い猫の復刻をしています。1998年の復刻猫は、この「特製子福猫水滴」でした。
すでに古い猫を持っていたのですが、復刻猫も申し込みました。200体復刻されて、希望者が多いときは抽選になります。
ところがその年の九月、思い立って瀬戸の「招き猫まつり」に行きました。
復刻猫は、通販されますが、招き猫まつりの会場でも売られます。まだ手にしていなかった復刻猫を見たら欲しくなり、
「二匹になってももいいや」
と買ってきました。
申し込んでいた通販の子福猫の方も無事手に入ったので、一挙に三個になりました。
古い猫と日本招猫倶楽部の復刻版、とてもよく似ています。
古い猫は鼻の頭が黒くて、身体の模様も少しだけ違います。また、古い猫の方が、少し小さめです。
復刻猫には、復刻されたことがわかるよう、ナンバーが振ってあります。
3月11日の地震では、どれも棚から盛大に飛び出していました。二階の窓から階段の踊り場に飛び出して、さらに階段の下まで落ちたのもありましたが、全員無事でした。
生き残っってくれて嬉しい猫たちです。
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