数年前までは、月に二ヶ所くらいの骨董市をのぞいていました。
家から最も近い茨城県笠間市の栗の家と、ひたちなか市の一乗院、そして栃木県真岡市の大前神社のうちのどこかです。
でも、母屋が完成した三年前ごろから、すっかり足が遠のいてしまいました。休日には家でゆっくり休めるし、ものは必要以上に溢れているし、建具などもさがす必要がなくなったからでした。
いまでは、行ってみるのは、近い栗の家だけになりました。
骨董屋のさわださんは、その三ヶ所全部に店を出しているので、自然に顔なじみになりました。
さわださんは、ビー玉、おはじき、りりあん、火薬鉄砲、ぬりえなど古いおもちゃを中心に、ガラスビンなども並べていて、お店は駄菓子屋さんの雰囲気です。そして、そんなものの好きな、いつもの顔が集まっています。
そんなさわださんから手に入れた、ガラスのままごと道具です。
他の店で、ときおりペロペロを見かけたことがありました。値段を聞いてみると、どれも小さなものとは思えないほど高額で、とても手が出ません。
しかも、どうしても欲しいほど、姿のいいペロペロに出逢ったこともありませんでした。
ところが、このガラスのままごと道具は、姿もよく、価格も適正でした。
ありがたいことに、さわださんはいつでも適正価格です。早朝に行ってみると、お隣に店を出しているAさんやYさんが、さわださんの店から、気に入ったものを買っていることがあります。倍以上の値をつけても、売れるのです。
持ち手つきのカップは、直径32ミリです。
そして、足つきのカップは、直径27ミリです。
デッドストックのようでした。
こんなままごと道具で遊ぶなんて、子どもたちはなんて幸せなことと思いますが、いまでは割れるガラスを子どもたちに与えるのは、きっと危険なこととされているのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿