チェコの木笛です。
姿はどう見ても雄鶏ですが、小鳥のような声でぴーぴー鳴きます。もっとも、羊や鹿の形の土笛もぴーぴー鳴きますから、鶏がぴーぴー鳴いても、おかしくはありません。
材料はトウヒ(針葉樹)、笛の部分だけプラム(広葉樹)でできています。
同じくチェコの、トウヒでつくられた木馬です。
紐をつけてごろごろ引っ張るようにつくってある、わりと大きめの馬です。
おもちゃを、土、木、紙と材料別にわけてみると、世界ではもしかしたら木のおもちゃが一番多いかもしれません。
木のおもちゃなら、親や年上の兄弟が、子どもたちや幼い弟妹たちに、簡単につくってやることができるからです。
馬車は木馬よりもっと大きくて、箱部分が積み木など乗せて遊ぶのに具合よくできています。
おもちゃには、子どもにすくすくと育って欲しい、あるいは自然に豊作をもたらして欲しいと願うような、祈りを込めてつくられた起源のものと、単にこどもの遊びの道具と、大きく分けると二つあるのではないかと思います。
このチェコのおもちゃたちは後者でしょうか。
小さな子どもたちが持って遊ぶのにぴったりのおもちゃです。
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