祖母が100年ほど前に買った
ミシンは、しばらく通風の悪い半地下の倉庫にしまっておいたため、残念ながら精巧に貼り合わせてあった合板の部分がはがれて、がばがばになり、使い物にならなくなってしまいました。
そのミシンの両袖についていた引き出しには、たくさんの糸巻きが入っていました。
ラベルは湿気ではがれてしまっていましたし、糸も湿気でもろくなっていたので、そんな糸は糸巻きだけ残して捨ててしまいました。
糸巻きは木でできています。
小さいころ、輪ゴムで走る糸巻き車をつくるために、何度か引き出しから出してもらったのを思い出します。
わずかに残っているラベルです。
別づけのアタッチメントもたくさんありました。
布端を三つ折り縫いにするアタッチメントは使ったことがありますが、ほかの部品はいったいなんでしょう?
たぶん、祖母も一度も使ったことがなかったのではないかと思います。
引き出しには、ライオン歯磨き粉の箱も入っていました。
TOOTH PASTEと書いてなかったら、蓄音器の針が入っていたものと思ったことでしょう。小さな箱です。
ミシン針を入れるのに、ちょうどよかったようでした。
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