庭仕事の道具は、何かに入れておかないと、あっというまに消え失せます。
「たったいま、ここにあったのに」
と探しても見つからず、数年たって運よく土の中から見つかっても、鉄や木がぼろぼろになって、使いものにならなかったりします。
そこで、この数年、浅い手つきの
ワイヤーバスケットを使っています。
軽くて持ち運びに便利だし、道具はなくならないし、文句はないのですが、夢中で作業していて、のこぎりを投げ入れたりすると、取ろうとした時に、籠の目に刃の先や目が引っ掛かることがあります。
引っかからない籠はないか?
しばらく前から、イギリスのガーデントラッグに目をつけていました。
ガーデントラッグは、今でもイギリスやアメリカでつくられています。「花摘み用」、「果樹収穫用」など、用途によって形や深さが少しずつ違います。
どれにするか(しないか)、決定打がないまま長いこと決めかねていたら、嬉しいことに1930年代のものを見つけることができました。
新しくつくられたものもなかなか味がありますが、古いものはさらにいい感じです。
とくに縁や持ち手が、柳の木を重ねて、新しいものより太くつくられているところが気に入っています。
「使いやすい!」
頑丈にもできていて、荒仕事に耐えられそうです。
でも、
「もったいない!」
とても庭仕事の道具入れとして使えません。
というわけで、我が家のガーデントラッグは、「長い形の種」入れになっていています。まあ、種もかつては庭から来たものですが。
そして、庭仕事の道具には相変わらずワイヤーバスケットを使っています。
のこぎりの先は、気をつけてさえいたら、傷まないのだから、いつまでもワイヤーの籠でがんばるつもりです。
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