2012年8月2日木曜日

和の道具(ミニチュア二)

  
夫の母のミニチュアの中の、和の道具たちです。

針山兼くけ台は、金属でできていて、立てたり閉じたりできます。誰がどんな目的で愛でるのか(実際、母は持っていたわけですが)とんと不明です。


お雛さまの道具にしては、大きいような気がします。


灰の入った煙草盆とキセルのセットです。

日本に来た外国人の残した記述によると、江戸末期から明治初期にかけて、日本では、富めるも貧しきも、男も女も、老いも若きも、子どもまでも煙草を吸っていたようでした。


ばらばらとしていたものの中から拾い出して組み合わせたので、これ全部が同じセットかどうかはわかりません。
お盆に乗ったお茶道具です。
急須の蓋も、茶筒の蓋も開け閉めできます。小さなお皿が、なかなかのかわいさです。


どちらも、閉じたり開いたりできる扇子です。
開いてある方は片側に桜の絵が描いてあり、閉じている方は、表と裏が金と銀です。


櫛、笄(こうがい)、簪(かんざし)です。
材料は、金属のものを除いて、セルロイドでしょうか。
金属のものは、もしかしたら簪ではないのかもしれません。


結び文の先端に折り鶴のついている簪の、輪につなぎ目がないのが不思議です。


小さいつげの櫛です。

以上、余所ではともかく、京都でなら手に入れることができそうな気がします。
浅草助六のものもあるのかな?


そして、おなじみの藁靴です。
東北土産で、どこの家にも藁靴が置いてある時代がありました。父母の家にもありましたが、赤ちゃんなら履けそうな、比べものにならないほど大きいものでした。

これは、幅5ミリ、つま先からかかとまで10ミリもない、小さな小さなものです。
大きいのをつくる方が、ずっと楽なこと、間違いありません。


4 件のコメント:

  1. 春さん母が持っていた「くけ台」は戦時中なので木製でそのまま九州で縫い物をしていました。
    私のブログにタイ留学生の話を月猫姐さんがコメントしています。
    一度見てー。

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  2. 昭和17年生まれの母もくけ台、母もつかッていました。懐かしいです。紹介されている、品々どれも素敵ですね。
    いつまでも大事にしていきたいですね。

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  3. 昭ちゃん
    私の祖母も使っていました。もちろん木製です。
    今足の悪い母と縫物をしていますが、ちょっとしつけをするにも、テーブルにねじで留められるくけ台を使っています。くけ台なしではまっすぐ縫えないみたい。
    月猫姐さんのコメント見ました。特殊なタイ人ですよ。牛肉が食べられないなんて(笑)。詳しいことは昭ちゃんのブログの方にコメントしますね。

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  4. 匿名さん
    小学校だか、中学だかで揃える裁縫道具の中に、テーブルに取りつけるくけ台があったような気がします。和裁にはとくに便利と言われても、使ったことのない者は使いこなせませんが、いつも使っていると、私の母のように手放せないようですね。
    ちなみに今一時的に来ている母は、裁縫箱のほかに、小包を開けるための千枚通し、修正液、ガムテープまで持参しています(笑)。

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