夫の母のミニチュアの中の、和の道具たちです。
針山兼くけ台は、金属でできていて、立てたり閉じたりできます。誰がどんな目的で愛でるのか(実際、母は持っていたわけですが)とんと不明です。
お雛さまの道具にしては、大きいような気がします。
灰の入った煙草盆とキセルのセットです。
日本に来た外国人の残した記述によると、江戸末期から明治初期にかけて、日本では、富めるも貧しきも、男も女も、老いも若きも、子どもまでも煙草を吸っていたようでした。
ばらばらとしていたものの中から拾い出して組み合わせたので、これ全部が同じセットかどうかはわかりません。
お盆に乗ったお茶道具です。
急須の蓋も、茶筒の蓋も開け閉めできます。小さなお皿が、なかなかのかわいさです。
どちらも、閉じたり開いたりできる扇子です。
開いてある方は片側に桜の絵が描いてあり、閉じている方は、表と裏が金と銀です。
櫛、笄(こうがい)、簪(かんざし)です。
材料は、金属のものを除いて、セルロイドでしょうか。
金属のものは、もしかしたら簪ではないのかもしれません。
結び文の先端に折り鶴のついている簪の、輪につなぎ目がないのが不思議です。
小さいつげの櫛です。
以上、余所ではともかく、京都でなら手に入れることができそうな気がします。
浅草助六のものもあるのかな?
そして、おなじみの藁靴です。
東北土産で、どこの家にも藁靴が置いてある時代がありました。父母の家にもありましたが、赤ちゃんなら履けそうな、比べものにならないほど大きいものでした。
これは、幅5ミリ、つま先からかかとまで10ミリもない、小さな小さなものです。
大きいのをつくる方が、ずっと楽なこと、間違いありません。
春さん母が持っていた「くけ台」は戦時中なので木製でそのまま九州で縫い物をしていました。
返信削除私のブログにタイ留学生の話を月猫姐さんがコメントしています。
一度見てー。
昭和17年生まれの母もくけ台、母もつかッていました。懐かしいです。紹介されている、品々どれも素敵ですね。
返信削除いつまでも大事にしていきたいですね。
昭ちゃん
返信削除私の祖母も使っていました。もちろん木製です。
今足の悪い母と縫物をしていますが、ちょっとしつけをするにも、テーブルにねじで留められるくけ台を使っています。くけ台なしではまっすぐ縫えないみたい。
月猫姐さんのコメント見ました。特殊なタイ人ですよ。牛肉が食べられないなんて(笑)。詳しいことは昭ちゃんのブログの方にコメントしますね。
匿名さん
返信削除小学校だか、中学だかで揃える裁縫道具の中に、テーブルに取りつけるくけ台があったような気がします。和裁にはとくに便利と言われても、使ったことのない者は使いこなせませんが、いつも使っていると、私の母のように手放せないようですね。
ちなみに今一時的に来ている母は、裁縫箱のほかに、小包を開けるための千枚通し、修正液、ガムテープまで持参しています(笑)。