2012年10月6日土曜日

半人半獣


神さまか天使のような木彫りです。
上半身は一つ、下半身は獣で二つになっています。


タイのキナリーという天使に似ています。
しかし、キナリーは半人半獣ですが、下半身は一つだけです。


これ、実は飾りではなく、ビルマの大工道具です。
半人半獣の、手の下にある小さい穴に糸を通して、先に錘(おもり)をつけてたらし、柱などがちゃんと垂直に立っているかどうかを見る道具です。


ただ、錘をつけた糸さえたらせば、垂直かどうかわかるのに、なんと、なんと優雅な道具でしょう。


ずっと昔、タイの骨董屋さんでみつけたもの、大工道具でありながら、神さまか天使の雰囲気が失われていません。

自分で家を建てた我が家にふさわしいものだと、特等席(?)に祀っています。

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