2012年12月14日金曜日

このごろ思うこと

 
先週、比較的長い地震がありました。
それからも、ときどき地震を感じています。

もし、また震度六強の大きな地震があって、福島第一原発の4号機の燃料プールの水が抜け、燃料棒が むき出しになると、1535本の燃料棒に火がついて、その破壊力は核兵器程度ではすまないそうです。
東北、関東圏は壊滅し、放射能で人がいなくな れば、福島第一原発の1、2、3、5、6号機のすべてに残されている核燃料棒の総数14,225本も管理不能となり、 核の暴走が起こり、日本は滅亡し、北半球全体が長期にわたって深刻な汚染にさらされる懸念があるそうです。

日本政府と東電は、燃料棒を取り出す時期を、人々の声に押される形で、少しずつ前倒ししていて、最新の情報では、来年 2013年11月に開始し、2014年末までにはすべてを取り出すと言っています。
しかし、政府が直接的に対応するまでには至らず、予算もマンパワーも足りない状況です。また、その前に地震が起こった場合、アメリカに頼んで空からすべてを一時的に封じ込めるための化学物質を散布してもらう必要があるけれど、それの手はずなどはまだ整っていないそうです。

関東や東北だけでなく、日本全土がだめとなれば、逃げ場はありません。
これまで関心を持ちながらも、あるいは関心も持たずに、みんなが何もできなかったつけが、回ってきたとしか言いようがありません。
それにしても、長く生きてきた私たちはあきらめもつきますが、幼い子供たち、これから生まれる子供たちにとっては、こんなことで生を終えるなんて、あきらめもつかないでしょう。

この期に及んで、どうしてまだ原発推進派と呼ばれる人がいるのでしょう?不思議でたまりません。経済成長より安全な暮らし、人間だけでなくいろいろな生物が暮らしていけることが、人間も暮らせることにつながります。
また、こんなに地球がひとつにつながっている、運命共同体だと言うのに、近隣諸国を敵とみなして、国粋主義をあおって、日本だけが得をしようとしても仕方がありません。
人の素手に負えないようなものはなくして、富だけでなく貧困さえも分かちあって、 母なる地球を汚さないように生きる以外、破滅を回避する道はなさそうです。

こんなときだからこそ平常心で何気ない日常をブログに綴ってと思っていましたが、ちょっとつらくなりました。
しばらくお休みします。
といっても、地震はいつ起こるかわかりませんから、また楽天主義が顔を出して、あるいは居直って、すぐに再開するかもしれません。

2 件のコメント:

  1.  春さんよくわかります。
    私たちが知る報道はプレスコードでオフレコが存在しています。
    いつの時代でも同じです。

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  2. 昭ちゃん
    ありがとうございます。どうしたらいいか、よくわからないのですが、とりあえず、選挙を注視しています。このあたりでも、ばらまき→分捕り構造を活発化させたい人も大勢いますから、それが、好むと好まざると(自分さえよければ、日本人さえよければという)右傾化を後押しするだろうし、平和・安全への道筋は、なかなか見えないでしょうね。
    日本が滅亡してから気がついても遅すぎるのに。

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