染付の模様の中で、格別に魚模様が好きというわけではありませんが、それでも花だけより、鳥、魚、龍、蝶などがついていたら、使うときにちょっと楽しくなってしまいます。
これは、中国から東南アジアに渡った鉢です。
そして、以前は、プノンペンの町にものすごくありふれていた、魚紋のお皿です。
これも清時代のものです。
ヴェトナムのバチャン焼きにも魚が見られます。
この大皿は中国かヴェトナムか悩むところですが、そう古そうでもないし、中国革命後こんな模様の大皿がつくられたとも思えないので、ヴェトナムとしましょうか。魚やエビが生き生きと描かれています。
魚たちはユーモラスですが、描き込みかたは芸術的でもあります。
どれもプノンペンの骨董市場で見つけたものです。
いきなり飛んで、ポーランドのスポンジウェアのマグカップです。
こちらは骨になった魚より、もちろん猫の方が主役でしょう。
で、日本のお皿です。
直径は13.5センチです。
ウナギはまるで漫画のようです。
もしかして、ウナギではなくてドジョウでしょうか?
もう一匹金魚っぽい魚が描かれています。
描いたのは、魚をよく知っている人?知らない人?
一家の長である、いつも威厳を保たなくてはならなかった、気難しい顔をしたお父さんも、こんなお皿を使っていたんだったら、なんておもしろいのでしょう。
初期伊万里ではありませんが、藍もコバルトではなく
呉須ですから、そこそこ古いものです。
寄り合いで、お膳にこんなお皿がずらっと並んでいたところを想像すると笑ってしまいます。
食卓に魚がいると、楽しめます。
どのお皿の絵付けも自由でユニーク、楽しいです。
返信削除ポーランドもやはり「猫に魚の骨」なんですね。親しみを感じます。
hana-ikadaさん
返信削除そういえば、不思議ですね。かねがね、熊は鮭を自分でも捕るので、魚好きはうなずけるとして、自分で魚を捕ったこともない猫がどうして魚好きなのかと思っていましたが、今回は忘れていました。魚好きは、日本だけじゃなかったとしても、骨は残さず食べちゃうでしょうね(笑)。
赤毛のアンシリーズの中に、留守中「犬には骨をやって、猫たちには毎日牛乳をやって」というのがあって、地域によって、犬猫の食べ物が全然違うのだとも思っていました。
どうして魚なんでしょうね?