2013年5月10日金曜日

イギリスのガラス

白いマグカップの中にシミができてしまって、石鹸とたわしでは取れなっていました。しかたなく、先日台所の漂白剤を買ってきました。 いつも家中の掃除や洗いものは、だいたい石鹸だけで済ましているので、漂白剤を買ってきたのは二十年ぶりくらいでした。

漂白剤を少量マグカップに入れ、水を足して、縁すれすれまで張りました。そのマグカップがきれいになったら次のマグカップに移してと、10個くらい漂泊すると、シミのついていたマグカップはどれもきれいになりました。


さて、役目を終えた漂白剤入りの水を、穴を掘って捨てる前に、何かまだ漂白するものがないかなとあたりを見回したら、目に留まったのが、写真を撮ろうと二階から持ってきて近くにころがしてあった、イギリスの小ビンでした。中がちょっとだけ曇っていました。

もし頭を使えば、室内で、コップか何かにビンを入れて丸ごと浸しておけばよいものを、口が小さいからと外のコンクリートの上に置き、マグカップから漂白水を移し替え、漂白水がこぼれたあたりには水を撒いてすっかり忘れ、何日も外に置きっぱなしにしていたというわけでした。
しかも、台所から外に出て、ビンがぽつんと置いてあるのを目にして、やっと経緯を思い出したというお粗末さでした。


このビンはいただきものです。数年前、ネットショップでガラスの蓋物を買ったら、間違えて、別の大きな、私が買ったものより高額なものが送られてきました。
連絡するとすぐ送り返して欲しいと言われ、その通りにしたら、私が注文したものと一緒に、このビンが送られてきたのです。

イギリスの縁を切りっぱなしの、1900年前後のビンは、とくにインクビンでよく見かけます。でもこんな形の、しかも小さなビンはあまり見たことがありません。
高さは6センチです。


さて肝心の内側の曇りは取れましたが、外が擦れています。もしかして、土に埋もれていたものでしょうか?


そのときの蓋物は1950年ごろのものだったと思います。
透明ではなく、薄いピンクのガラスです。




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