木を轆轤で引いて彩色した、蓋ものが一般的ですが、メゼーニ塗りの模様でマトリョーシカをつくっていらっしゃる方が何人かいらっしゃるようです。
これは、オリガ・バルラチェワさんのマトリョーシカです。木地の色を残して、瞳以外の彩色は赤と黒だけですが、とても華やかです。
瞳には、シルバーグリーンと白を使っています。
それにしても、どうしてこんな細い線がきれいに描けるのでしょう?
曲面に描いているのに、また一周したら模様がぴったり合わなくてはならないのに、どこにも破たんがありません。
どんな筆を使っているのか、筆も見てみたいものです。
後ろ姿です。
メゼーニ塗りの起き上がりこぼしと、並べてみました。
髪の描き方、鼻、眉、口の描き方など、似たところもありますが、つくる人によって表情が違い、赤色も鮮やかな赤とちょっとくすんだ赤という違いがあります。
それにしても、ロシアはすごい!技術は高いし、裾野も広いようです。
いつまでも、いつまでも、こんな素敵な技術を継承していって欲しいものです。
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