2013年8月12日月曜日

トウモロコシの姉さま

地域によって、トウモロコシの姉さまをつくるところとつくらないところがあるのでしょうか。私は小さい頃から見たこともつくったこともありませんでした。
ブログ友だち(先輩に失礼!)の昭ちゃんのお連れ合いは、北九州の方ですが、小さい頃からつくっていらっしゃったとか、お連れ合いの母上がおつくりになった姉さまも、今でも持っていらっしゃいます。

つくってみたいものだと、長い間思っていたのでお願いして、つくり方を昭ちゃんのブログに写真でアップしていただきました。
で、それを参考にしてつくってみました。トウモロコシ二本で二体はできるかなと思っていましたが、たった一体しかできませんでした。


まず、一枚を二つに折って、トウモロコシの芯を入れ、顔をつくります。
このとき、縫うなりして、顔を丸くしておけばよかった、最後まで逆三角形の顔が気になりました。


もっとも難しい髪づくり。一枚を横に、一枚を縦にして、ほっかぶりのように細い皮を巻いて、首のところで糸で縛ります。この状態では顔が右を向いています。

首で縛るとき、後ろの髪になる縦に置いた皮も一緒に縛ります。


広げてみると、なんとなく顔ができています。


髪のつくり方は難しく、いろいろやってみましたが、なかなかうまくいきません。結局、左右、上下とも丸めた皮を詰めてふくらまして、一緒に縛りました。

そして、髷を結おうとしましたが残った部分の長さが足りません。
もしかしたらトウモロコシの皮を二枚だけでなく四枚使えば、余裕があったと思われます。あるいは顔をもう少し小さくつくったら、二枚でも足りたでしょうか。



複雑なことは短すぎてできないので、まとめて上に縫いつけて処理しました。


結んだ糸を隠すために、てがら風な布を巻きつけています。
ここまでやって休憩、ではなく本業の草刈りをし、お昼をいただいた後、着つけです。

まず、首の下に結んだ糸が見えないよう細いトウモロコシの皮を一巻きしてから、襦袢の襟をつけました。
そして、下半身だけ、着物を着せます。


次は上半身、折り返して着物の襟をつくり、糸で結び、長すぎないよう切りそろえます。
上下のつなぎめは帯で隠すつもりです。


帯用に切った皮を、帯揚げと帯締めで留めて出来上がりです。


いつものことですが、自分でつくるとなかなか満足できません。
とはいえ、やっとつくることができました。
「何つくってんだ?てるてる坊主か?」
「失礼な、姉さまです」





6 件のコメント:

  1. すごい!春さんじょうず~。髪の毛が特に素晴らしい綺麗にできてますね。私は、トウモロコシの皮、細く縦にそいで紐にして使ってます。

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  2. hattoさん
    うまくいかなかったんですよ。苦肉の策。もっと素敵な髪とか、もっと素敵な帯とかにしたかったんだけど、四苦八苦しているうちに、このあたりで手を打とうと(笑)。
    また、トウモロコシを買って来てつくるかどうか、思案中です。hattoさんもつくってみて!

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  3. さすがー
    もう送らなくても大丈夫ですね、
    ぜひ仲間に入れてください。
    家内と母は筑豊生まれの筑豊育ちです。

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  4. 昭ちゃん
    小さい頃、お母さんと一緒にこんなのをつくって育ったら、素敵な女性に育ちますよね。だって、当時のおかあさんて、超忙しかったはずですから。
    今、知り合いにうつ病の人が増えています。やっぱり地球の鼓動を聞きながら、自然とともに生きなければ、人は狂ってしまいますよね。
    昭ちゃんのお連れ合い、万歳!

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  5. あっ! ありがとうございます。
    いろいろ工夫したり、大事にした時代ですよね。
     今日もなにかごそごそしています。

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  6. 昭ちゃん
    心の健康は、人や自然とつながって初めて得られるものだと思います。もちろん身体の健康は食べ物だし。
    力強く生きられない環境が整い過ぎているけれど(笑)、それに負けないで、力強く生きましょう。

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