二階に飾ってあった
かたかた(押し車)が、一階に落ちていました。
どうして?
トラがとびついたの?
まさかね。
まあ、落ちた原因はともかくとして、問題はスムーズに動かなくなってしまったことです。
押すと、車輪が回って、馬の前足と後ろ足、カウボーイが動くのですが、決まったところで車輪が止まって、そこから強く押さないと回りません。
今は飾りものですから、スムーズに動かなくてもかまわないのですが、気になります。
ラジオペンチを二つ取り出して、針金をいろいろ曲げ直してみましたが、うまく動きません。
つくった人の腕に改めて感心、複雑な形なのに楽に動いていたのです。
私が修理を諦めると、来ていた
シャントヌがやらせてと言います。
今回のトヌちゃんの滞在は短く、八郷では
筧さんに会うと、福岡、愛媛、広島へと、有機農業者に会いに、旅立ってしまいました。
落ちたときの衝撃で針金が曲がったのはわかるのですが、どこをどうやっても、固さが取れません。
「あと後ろ脚だけなんだけどなあ」
ちょっといじっては押してみます。やはり途中から動かなくなります。
「飾っているだけだから、まあ、いいってことにするわ」
私たちのあえない努力を見ながら、カウボーイはねずみ色の顔をして、終始高らかに笑っていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿