2013年10月16日水曜日

クッキーの思い出


和歌山にお住まいの、くみさんのご両親が我が家にいらしたとき、お土産に私たちが大好きな駿河屋のせんべい(西だから卵せんべい)だけでなく、モロゾフのアルカディアまでいただきました。
「わぁい」
缶の形こそ違っているものの、模様は発売当初と同じです。懐かしさでいっぱいになりました。
アルカディアを初めて食べたのは、おいしいものには目がなかった叔父(父の妹の連れ合い)が買ってくれたものでした。

缶を開けると、ナッツがたっぷりのマコロンがぎっしり詰まっていて、
「こんなにおいしいクッキーがあるんだ!」
とびっくりしたものでした。
1970年代の初めの頃でしょうか。ざっと40年前、いろいろおいしいものを食べさせてくれた叔父はずいぶん前に他界、今年はその叔父の二十七回忌の年でした。


ところが、開けてみたらがっかり、これでは食欲がそそられません。
いまどきは、缶の密封性をよくして、クッキーをそのまま見せる入れ方が多いというのに、なんだか時代に逆行していません?モロゾフさん。


というわけで、少々湿気るのは承知で全部開けてみました。
ほらっ、おいしそうじゃないですか!
アーモンドやカシューナッツのマコロンは昔と同じようだけれど、ココナツ味のものは、昔はもう少し厚みがあったような気がします。
ネットで調べると、アルカディアが初めて発売されたのは1971年だそうです。

クッキーの老舗と言って思い出すのは、アルカディアよりずっと古い泉屋です。泉屋のクッキーを食べた時も、おいしさにびっくりしたものでした。
クッキーという名前は、日本では泉屋が最初に使ったそうですが、泉屋以前のビスケットは、固くてぼそぼそしたものか、そうでなかったらバターがたっぷり入って、食べると口にべたべたくっついてしまうものでした。今でもイギリス製のビスケットによくある、あの味のものです。

今は、小規模なクッキー屋さん林立の時代でしょうか。
まあ、どこのケーキ屋さんのクッキーを食べてもおいしいというのは、半世紀前には考えられないことでした。


2 件のコメント:

  1.  わーい同じ容器でうれしいなー
    ところで豪雨の峠を越しましたか、

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  2. 昭ちゃん
    そうなんです。いつまでもデザインが変わらないって、年月を経てみたら面白いことですよね。森永キャラメルなんて、目の端っこに入っただけで認識できますもの(笑)。
    アルカディア、楽しんでいます。
    今は亡き祖母とか、小さい息子たちみんなで手を伸ばしたときのことが、蘇ってきます。

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