2013年10月21日月曜日
八豊祭
昨日は土砂降りの中、旧朝日小学校(現朝日里山学校)で開かれていた八豊祭(やっほうさい)に行ってきました。
午前中は雨が激しかったので、私は家に残り、夫だけ行きました。
「みんないたよ。行きたいか?雨の中をあまり歩かないで入れるようにできるよ」
と言ってくれたので、お昼から連れて行ってもらいました。
カフェ、有機食品の市場、音楽会、ヨガなど健康法体験などなど、旧校舎も体育館も、雨が降っている外のテントまで、イベントが盛りだくさんでした。
体育館には、東電を断って、ソーラーパネル一枚だけで暮している男性の部屋が再現されているところがありました。冷蔵庫のない生活での食品の保存は参考になったし、晴れそうだったら洗濯機を使う、コンピュータも使える、天気の悪い日が続いたら寝てしまうなどなど、お天気任せの生活も、わりと楽しそうでした。置いてあったこけしなども、彼の部屋から借用してきたものだそうでした。
各教室を使っては、いろいろな「暮しの技、体験」講座が開かれていました。
わらの鍋敷きはもうそろそろできあがりそう、講師は地元のお年寄りたちです。
わら細工体験講座の片隅では、鍼灸師のこいけえいじさんが、せっせと鍋敷きをつくっているおばあちゃんに、出前マッサージをほどこしていました。
手前に見えるのは、俵の上下に使うさんだらぼっち、このあたりではたわらぼっちと言うそうです。倉敷では、さんだわらと言っていました。
いいだたくやさんの、焼きものの絵つけ体験。
私の怪我をとても心配してくれていたので、ずいぶん喜んでくれました。
奥にはおにちゃんの、結城紬の機が見えます。
草を織り込んだマットを置いてある部屋では、くぼたまことさんが、
手製の錘(つむ)や織り機を用意して、自分の紡いだ糸で機織りする体験講座を開いていました。
奥がそのくぼたさんです。
綿を栽培し、種を取り、糸を紡いで染め、織りものをつくっていらっしゃいます。
手前は、我が家のお隣のまついくみさんの木工体験講座。荒どりして、内側はきれいに削ってある木を使って、みんな思い思いのスプーンをつくります。
くみさんの話では、一つとして同じ形のスプーンができないので面白いとか、受講者たちは素敵なマイスプーンをつくろうと、真剣そのものでした。
こちらは羊毛の織物のこんどうゆみさん。
カード(毛並みを揃える道具)で丸く巻いた原毛を、手で伸ばして糸にして、それを編んでコースターなどをつくる体験です。
こんどうさんのところにも、くぼたさんのとは違う形の錘がありました。
雨だというのに、八豊祭は大盛況です。
昨年も土砂降りだったので、今年は開催日時をずらしたのに、やっぱり雨だったそうです。開催者の中に、雨男か雨女がいるのでしょうか?それは茨木くん?それとも姜さん?
来年は時間を取って、原始的な道具だと思っていた錘で、糸を紡ぐのを習いたいと思いました。
紡ぎ車がなくても、どこでもできる糸紡ぎ。話ながらもくぼたさんの手元にどんどんできていく糸を見ていたら、やりたくなってしまいました。
廊下には、こんなポスターが貼ってありました。
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