2014年2月27日木曜日

いつかいた?女の子


ずっと前に、骨董市で昔のおもちゃを商っているさわださんから買った女の子の土人形、縁日で使われていた、射的の的です。
ありふれたもので、何度も同じものを見たことがあります。

郷土玩具のように、土の薄い板をつくり、それを割った型の中に押しつけて、型と型をくっつけ合わせて一つ一つつくったものではなく、ゆるい土を型に流し込んでつくる量産品です。
もっとも、絵つけは手彩色ですから、家内工芸に毛が生えたくらいのものですが、工場製品です。


土人形の裏には、トランプのキングのロゴのついた、王様印玩具人形、愛知県常滑、永和商店製造のシールが貼ってあります。

ネットで調べてみると、王様印の永和商店のつくったものはいろいろ出てきます。
弁慶、福助さん、野球少年、招き猫などなどの貯金玉をつくっていたようで、今も会社が存在し、招き猫などをつくっているという情報もあります。
たくさんの子どもたちが、王様印の人形たちにお小遣いをためたり、縁日の射的で遊んだりしてきたのでしょう。

私は洋服を着て育ちましたが、まだなにかと着物を着ることもあった世代です。結婚式で花嫁花婿に三々九度のお酒を注いであげるときなどは、髪にこんな大きなリボン飾りをつけてもらいました。
女の子が持っているのと同じような抱き人形でも遊びました。もっとも、お風呂に入れてあげて、脱水機などない時代、乾かないでカビだらけになって、捨てられてしまいましたが。




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