中野土人形のお雛さまは、いつ見てもたおやかです。
その昔、我が家を訪ねて来た人が、家に飾ってあった郷土玩具を見て、
「中野土人形のお雛さまが欲しいんだったら頼んであげます。ご近所なんです」
と言ってくれなかったら、私の手元にはなかったお雛さまです。
あれから40年、我が家にはなくてはならないお雛さまです。
しばらく前から専用の雛壇をつくり、昨年から緋毛氈を敷いています。
私の持っているお雛さまの中では一番古い、江戸時代のお雛さまです。
髪の毛はすっかりなくなっていますが、細い顔、細い目が素敵です。
衣装は、布ではなく、全部紙でできています。
京人形でしょうか?
土でできていますが、郷土玩具とは違って、盛り上げた地紋もあり、彩色も実に細やかです。
それにしても、超下膨れのユーモラスなお顔です。
吉野一刀彫は、彫りもさることながら、惚れ惚れする彩色です。
お顔は大豆より小さいのに、いったいどんな手で、どんな筆を使えばこんなに繊細に描けるのでしょう?
手びねりの猫雛は、古いお雛さまに囲まれてちょっと場違いなのですが、持ちものが、菱餅と鯛という、食い意地の張っているところが気に入っています。
土間入口は、一年のうちで最も華やかな様相を見せています。
こちらでも明日から地元のおばちゃんたちが作った飾りもの展が始まります。手作りのお雛様が素敵ですよ。商店街には古いお雛様たちが並びます。春さんのお雛様も見に行きたいなー(^。^)
返信削除わー楽しいですね、
返信削除我が家も早目に飾りましょー
mmerianさん
返信削除手づくりのお雛さまって、ほんと素敵ですよね。でも私、自分で手づくりすると、絶対気に入らないのは何故でしょうね?
家具とかは手づくりして満足できるのに、人形はダメで、木目込みのお雛さまもいたのですが、友人の赤ちゃんの初節句にあげてしまいました。
お雛さまは飾りましたが、また明日は雪だそうです。
昭ちゃん
返信削除いろいろあって、楽しそうでしょう?でも飾るまでは億劫で、一日延ばしにしていました。で、飾ってみたら楽しいこと、夢中になりました。
昭ちゃんちは、お雛さまじゃないものも、いろいろ飾るんでしたよね?早く飾って、子どもたちの小さかった昔を思い出し、楽しんでください。