2014年3月3日月曜日

三度目がありました!

昔馴染みのがんこさんは、近くの骨董市には来なくなりましたが、がんこさんが、「おやじ」とか「親方」と呼んでいる骨董屋さんは、前と変わりなくいらっしゃいます。
「がんこさん元気?」
「ああ、知っているだろう、うるさいよ」
がんこさんは、相変わらず喋りまくる人生を送っているようです。


そのおやじさんの店でこれを見たときは、半分飛び上がりました。

その昔、浅草の助六で招き猫を買いましたが、その招き猫と同じ作者の方がつくった招き猫に、骨董市で二度も出逢ったことを書いたことがありました。
また、出逢ってしまったのです。

この作者の方、お名前も知りません。男性か女性かさえわからないのに、いったいどんな「えにし」で結ばれているのでしょう?
 

「いやらしそうな顔をしているだろう?」
とおやじさん。
いえいえ、神々しいお顔に見えます。

左手の持っていたもの、たぶん釣りざおが失われています。竹の枝を拾って来て持たせてやらなくてはなりません。


陽気で脳天気、浮かれた恵比寿さまに、鯛はちょっと迷惑そうな顔をしています。


はっ、後ろ姿も、めで鯛、めで鯛!
釣りざおが失われても、薄い扇子がしっかり残っているのが嬉しいところです。


さて、恵比寿さん、神棚に行きますか?
それともおもちゃ棚に行きますか?

まあ、こんなに浮かれているようでは、おもちゃ棚に行く以外ないでしょうね。


招き猫は招き猫だけでなく、恵比寿さまも招いてしまいました。



4 件のコメント:

  1. BlueMoon1022014年3月6日 17:02

    浮かれておもちゃ棚にお入りになった恵比寿様、ほんとうに可笑しく読みました。

    すり鉢は必要上から通販で購入を考えている時にブログに出会いました。昨年9月のことです。丁度、タイ産のすり鉢を見た直後でしたので何とまぁと、驚きました。

    ブログはどれも興味深くて。楽しくて。
    存じてない方のブログにコメントを書いたことがありませんので、考えているうちに少々時間がかかってしまいました。
    これからも、どうぞよろしくお願いします。

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  2. BlueMoon102さん
    なんか、恵比寿さまとは運命的な出逢いで、我ながら驚いています。三度あることは四度あるかもしれないと、今ではかすかな期待が芽生えたりしています(笑)。
    ゴマ汚しなどをするときは、やっぱりすり鉢ですね。テレビで、アメリカ西部の町でオーガニックレストランをやっている人が西洋料理をつくるのに日本のすり鉢を使っていたので苦笑いでした。私なんか、タイのとかインドネシアのとか使っているのに...。
    コメント本当にありがとうございました。励みになるんですよ、いただくと。これからもよろしくお願いします。

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  3. 春さん、おひさしぶりです。みのむしです。
    この作品を観て四日市でも作品展をされていたことのあるささきようこさんのではないかと思いました。
    http://www.koboyohko.com/
    http://sankirai.info/SHOP/843392/list.html
    検索すると出て来たのでみてみてください。
    友人が好きで桃太郎の作品などを持っています。
    顔が独特ですよね。

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  4. わっ、みのむしさん
    お久しぶりです。それに招き猫たちの身元まで判明して、嬉しい限りです。
    それにしても疑問が残ります。ささきようこさんの作品はかなり高額なのに、どうして手放す人がいて骨董市に出回ったのか、しかもどうして二束三文で私の手にあるのかということです。やっぱり不思議です。
    まあ、つべこべいわないで出逢いを喜びます。三度あったことは、四度はないでしょうね(笑)。
    教えていただいたサイトの大黒さま、持っている釣りざおが上下さかさまです。見ていたら、なんだかどんどん気になってきました(笑)。

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