2014年4月9日水曜日

瓢箪の蓋もの

瓢箪の蓋ものは、以前アップしたよなぁと思いながらさがしてみましたが、ラベルのつけ間違いか見当たりませんでした。というわけで、以前書いたものとダブっているものもあるかもしれません。


夫のメキシコ土産。
大好きでしたが、ここの地下室に保管しておいたときに湿気させてしまいました。


最初に塗ったものと瓢箪が、全体的に剥離していて、触るたびに塗料がかけらになって落ちてきます。
最初は、破片を貼ろうとしてみたりしましたが、無理とわかり、あきらめて、できるだけ触らないようにしています。


素敵な絵は、漆ではありませんが確か植物塗料で、塗り上がるまでにたくさんの工程と時間のかかるものだったように覚えています。


ペルーにも、瓢箪の蓋ものがあります。
こちらは彫ってから彩色してあるので、剥離の心配はありません。


落ち着いた色合いのも素敵ですが、


思いっきりカラフルなのも、なかなかです。
いろいろな鳥が描いてあります。


ペルーにはもっと細かく彫った瓢箪もあるのですが、


労力がかかるわりには全体の印象は地味で、細かければいいというものでもないなという、見本のようなものになっています。


瓢箪はアフリカの原産、その後各地に広がったとされていますが、ココヤシの殻などと並び、人々の生活には、なくてはならないものだった植物です。


そういえば、昨年友人宅でこれまで見たことのない美しい瓢箪の蓋ものを見ました。
丸い形ではなく、上がひゅうっと高く、蓋の方がむしろ背が高い、姿のよいものでした。
生地の色を活かして、黒一色の線が描いてあったと記憶していますが、美しいのはその切り口でした。きれいなぎざぎざに切ってあって、その切り口を黒で塗っていたのが、とてもおしゃれでした。
「わっ、きれい。どこのもの?」
もちろん聞きました。
「それ、素敵でしょう。アメリカで歩いているとき、道端に並べてつくっている人から買ったの」
うぅん、一期一会ですね。
そういうものとは逆立ちしても出逢えませんが、見ることができただけでも幸せでした。





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