ビルマのマンダレーにマリオネットがあります。本物の舞台はネット検索に、「ミャンマー、マリオネット」と入れると、YouTubeで見ることもできますが、すごい迫力、人形たちがまるで生きているかのように演じ、踊ります。
インドネシア、マレーシア、タイなどの影絵劇ワヤンも面白いけれど、マンダレーのマリオネットの動きの激しさには、圧倒されてしまいます。
そういえば、ヴェトナムには水を張ってその上で演じる人形劇がありました。
人形劇、影絵劇、そしてタイのリケーなどのように人間が演じるもの。東南アジアの劇や踊りは、もともとはインドの影響を受けたものが少なくありませんが、どれもその地で醸されて独特の雰囲気を出し、それぞれの面白さがあります。
そんなマリオネットのお土産仕立てのものが、三十年以上前にビルマに行ったときにも、土産もの屋の店先に吊るしてありました。
一癖も二癖もありそうな「人」は怖く、おろそかには扱えないようで、人形に比べるとのんびりした「馬」を連れて帰りました。
木彫りのパーツを組み合わせて、つくってあります。
三十年以上前から、高いところにぶらさがっていますが、紐も切れることなく、いつまでも元気。たまに、外で埃を払ってやります。
これを、タイのバンコクまで連れて帰った時は、いつものことながら大荷物でたいへんでした。
見た目より重くてかさばるマリオネットの馬、大小いろいろな籠などはかばんに詰めましたが、両手には、かばんに詰めることのできない大きな張り子をいくつもぶらさげ、つぶれないように用心しいしい運んでゆくさまは、飛行場などではさぞかし滑稽だったことでしょう。
ちょっと張りのある尻尾とたてがみは、ヤシの繊維でできているのでしょうか?
今だにびくともせず貼りついています。
ところどころについているポンポンはアクリルの毛糸製です。
実は、頭が首から外れていたのですが、高いところにあるので、降ろしてみるまで気がつきませんでした。頭の方に打ってある曲がった釘を真下に向け、首の方についている紐の輪に、外れないようにしっかりと引っかけたので、ちゃんとした姿になりました。
心なしか、馬も喜んでいるようです。
馬、いいですねー。色合いとか目とか…。
返信削除ひょこひょこ歩くんでしょうね。
…実は最後の写真の馬を見ていいなと思ってから、左に写っている「なっちゃん(?)」のティッシュらしいものとかセーラー服姿の女子学生が描いてある缶とか…気になってます。(^^;)
karatさん
返信削除見つかっちゃいました?(笑)。実は息子が「なっちゃん」でなっちゃん缶のコレクションしているのですが、もろに写っちゃったのはさし換えて、写らないように工夫してみたのですが、馬が言うことを聞かなくて(笑)。なっちゃん缶はもう何年も集めていますが、地震でずいぶんつぶれました。毎年新しいのが出ていたのですが、昨年は一昨年と同じでした。あんまり力を入れていないみたいです。