2014年5月5日月曜日

杉の皮むき

たけさんの山から切り出した杉は、夫が軽トラックで引いてきました。さて、皮むきです。
 

高圧で水を皮の下に当てると、わりと簡単に皮が浮いてきます。


力はいりませんが、水で浮かせておいてははがす、けっこうな手間です。


伝統的な皮むき器でも、簡単にはがれます。
以前はこればっかり使っていました。


ただ、昔ほど体力がなくなっているし、腰も痛めているので、作業の姿勢に無理があり、なかなか続けてはやれません。

結局、塗料はがし(スパチュラ)を突っ込んではがし口をつくり、手でむいていくという作業が、一番簡単で、楽な姿勢でやれるし、体力を使わないものでした。


というわけで、半日ほどでむき切りましたが、作業中の水分補給が十分ではなかったのか、次の日にちょっと体調を崩してしまいました。
やれやれ。
17メートルあったものを、15メートルの切りました。


4 件のコメント:

  1.  杉皮なつかしいです。
    家内の両親は農家ではなく木炭製造業なので家も手作りです。
    杉皮を葺いた上に萱をとめてあります。
    家の外側も同じで入り口に炉がきってありました。

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  2. 昭ちゃん
    杉の皮と中身と別々にしたら、どちらも長く使えるなんて、本当に先人の知恵ですね。一緒だと虫が入ります。皮むき器は便利、研ぎ方も簡単で重宝しますが、骨董市で古いのを見たときはびっくりしました。何にびっくりしたかと言うと、今でも形が変わらず、ホームセンターで普通に売られているということにびっくりしたのです。
    皮むき器とは別に、牛に刈ってきた草を突いて切る、十字の金具が長い柄の先についたものがあります。ずっと前に骨董市で見かけて、刃物好きの私は買ったのですが、ホームセンターでこれと同じ新品を見かけたときもびっくりしました。「いまどき誰が使うの?」。
    炉の火を絶やさない生活って、いいですね。憧れます。

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  3.  春さんにはいろいろ通じますねー
    「蓑・笠」これもよくできていますね、山仕事には欠かせません。まるで児島たかのりそのものです。(笑い)
     よく山の隠れ里の条件に「いろり」や「ランプ」が呼び物ですが、
    「囲炉裏」に座っても背中は寒いですよね、
    私は一等席の物入れの背もたれがありましたが、、、
     木炭でも自家用は「元すぼり」と言ってまだ木炭にならない部分を使用するので煙いですね。
     広い宿なら見かけだけで暖房を入れているのでは、、、。

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  4. 昭ちゃん
    焚き火も背中が寒くて、後ろ向いたりしていましたが、囲炉裏はなんとも温まらないですよね。子どもの頃、火鉢を抱えても寒くて、縁に上がって上にしゃがんだりしていました。もちろん大人には内緒です(笑)。炭の掘りごたつは、すっぽり入って首だけ出したりして。だからお風呂を焚く仕事は好きでした。焚口が半畳ほどの閉じられた空間で、低い腰掛けに座って火を見ていると、暖かくて、幸せでした。
    昔の人は我慢強かったですね。

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