2014年6月6日金曜日

鹿猿


鹿のおもちゃは、なぜかどれもかわいらしいものです。
牛や馬のおもちゃには、可愛いのもあれば、なんだかかわゆくないのもあります。
奈良の木彫り、張り子、竹細工の鹿たち、そして宮島の鹿猿。どれも違う趣ですが。可愛さは共通しています。

宮島では、今も鹿が神鹿として大切にされていますが、あたりに猿もいて、鹿と遊んでいたとか。鹿猿はその様子を手びねりであらわしたものです。

 
もっと古い時代のものは、鹿の角がありませんでした。お猿さんが上を向いて、もっと怖い顔をしていた時代もありました。
張り子の鹿猿もあります。


現在では、鹿猿はもっと丸っこい土鈴になっているようです。

倉敷に住んでいた子ども時代、宮島土産の定番は杓文字の形の金花糖でした。手びねりの鹿をもらったら、もっと喜んでいたかもしれません。
もっとも、甘いだけの金花糖も、それはそれで嬉しいものでした。


ネットでこんな写真を見つけました。
宮島の山の上、今も鹿と猿が仲良くしているようです。




2 件のコメント:

  1. 春さん
    どうして鹿と猿?と思ったけど、実際にこうして仲の良い
    姿が普通に見られるのですね。
    図体だけ大きくなった息子と、『ん〜、まったくぅ』と言いながら世話を焼いてる母親のような写真ですね。
    ほほえましい、ほほえましい。

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  2. kuskusさん
    そうなんです。「昔は宮島に猿がいて、鹿と遊んでいたらしい」とは知っていました。でも、厳島神社の周辺では見られなくなったかどうか、山に登るとちゃんと猿と鹿が今でも仲良くしているのですね。驚きました。
    猿も、鹿は皮膚の面積が大きいので、蚤(ではなくて塩でしたっけ?)の取りがいがあるのでしょう。可愛いですね♪

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