せっかくの
古いビンを割ってしまいました。
ビー玉を入れたり出したり、入れたり出したり、入れたり出したりしていたら、いつの間にかひびが入っていたのです。
一思いに捨ててしまおうか、いやそれでは長く生きながらえてきたビンに申し訳ないなどと悩み、長い間ビー玉を入れたまま、手をつけないでいました。
あるとき、
ほん陶さんにお皿の修理をお願いするついでに、ガラスの修理ができるかどうか聞いてみました。
すると、ほん陶さんはしないけれどと、京都でガラス修理をしているところがあると、紹介してくださいました。
そのガラス修理のサイトを見てみました。
えっ、ガレの修理だって?
出土古ガラスの修理だって?
とんでもない。我が家のガラスビンは美術品でも何でもありません。
ガラスに貴賎はありませんが、手をかけて手をかけてつくったものではなく、ちゃっちゃとつくった雑器です。
せっかく教えていただいたけれど、修理には出さない旨、ほん陶さんにお知らせすると、
「ただ補強するだけでいいなら、瞬間接着剤をしみ込ませて、乾いたら表面を削り取るといい」
と教えてくださいました。
捨てるかどうか迷っているくらいだから、強度が出て、使えれば御の字です。
教えていただいた通りにやってみました。見映えはよくありませんが、ビンはとてもしっかりしました。
このビンは、型をつくってその中にガラスを吹いて形づくったもので、厚みが均一ではありませんでした。大きなビー玉があたったとき、とても薄くできていたところが割れてしまったのです。
ビー玉を入れるのはやめて、どんぐりを入れることにしました。
どんぐりなら、たぶん出したり入れたりしないし、軽いので大丈夫でしょう。
ビンにはかわいそうなことをしましたが、一件落着です。
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