時代を感じるというほどのものではないけれど、いまどきのものほど趣向を凝らしてもいない、そんなマトリョーシカは、東欧の古い雑貨を商っているお店からやってきました。
遠いハンガリーのあたりで、このマトリョーシカはどんな人たちの生活を見てきたのでしょうか?
ところで、この九人の娘たち、見たところなにも変には感じられません。
他のマトリョーシカと、大きさ比べをしてみても、だいたい同じ比率で小さくなっています。
でも、残念ながら二番目が失われているのです。
それにしても轆轤仕事の腕が確かなことがわかります。失われた二番目の隙間以外、入れ子がぴたっと収まっています。
最近のものはせいぜいこんな感じで、一つ一つの隙間がけっこう空いています。
もっとも、マトリョーシカは一番内側からつくりはじめて、それに合わせながら外へと向かい、最後に外側の一番大きいものをつくるのですから、あまり轆轤さばきの腕を見せつけずに、ある程度厚みや隙間を持たせなくては、小さなセットができてしまうのかもしれません。
ほんとうに! 二番目の場所が見えます。波紋のような、きれいな輪ですよね。
返信削除ハンガリーで何を見てきたのかな、私も考えてしまいます。
Bluemoonさん
返信削除ハンガリー(と決めつけているけれど東欧のどこか)の生活はどうだったのでしょう。かじかむ日もあっただろうけれど、春はわくわくするし、お祭りの日などはどんなに楽しかっただろうと、勝手に想像してしまいます(笑)。
高校のダンスの時間に習ったハンガリアン舞曲なんか思い出しちゃったりして(笑)