2015年2月1日日曜日

天使たち


「おい、玄関に落ちていたぞ」
と夫が天使を拾ってきてくれました。
このところ、また地震が多くて、震度は2とか3ですが、何度も揺さぶられて、棚の前へ前へと出てきた軽い人形が、揺れ方によって落ちたりします。
しばらく、デスクにそのまま転がしておいて、片づけようと見たら、すごい顔!
肌色と髪の毛の黄色が特にひび割れています。


色によって、太いひび割れや細いひび割れが入っていますが、緑に金の水玉模様の羽はなんともありません。塗料の質の違いによるようです。
これは、東西ドイツに分かれていた頃には東ドイツだった、エルツ地方ザイフェンの人形です。 1970年代に、日本で買ったものです。


今もエルツ地方では盛んに木の人形がつくられています。
今とあのころでは絵具の質が違ったのか、それともこの工房では厚塗りし過ぎたのか、こちらの小さい天使も顔にひびが入っています。


同じころからいる、この天使は別の工房(別の村?)でつくられたようで、顔がひび割れていません。

 
東西ドイツに分かれざるを得なかった当時も、一緒になれた今も、エルツ地方の人たちは元気に人形をつくる続けていることでしょう。
一番小さい天使で、3センチほどの高さです。






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