2015年4月24日金曜日

孫の手


我が家には、いつからあったのか、忘れてしまったくらい昔からある「孫の手」があります。
折れかかったところには、ビニールテープを張ってあります。


手と反対側についている、肩たたき用のゴルフボールを模したものは、劣化してゴルフボールに見えないのを通り越して、手でちぎれるほどぼろぼろになっています。


七、八年前に、この孫の手を廃棄しようと、「猫の手」を買いました。


猫の手は、見た目よりずっと痒いところに手が届きますが、夫は、
「古いのを捨てるなら、俺専用にする」
と、孫の手を自分のデスクの端に置いています。


このたび、母にプレゼントするついでに新しい孫の手を買いました。


途中で少し曲がっていて、とても使いやすい孫の手です。
母は、遠くのものを引きよせたりするために、いつも孫の手を近くに置いていますが、私たちの場合は、本来の目的、背中が痒くなったとき、掻くために使います。
「俺は古いのでいいよ」
「どうして?せっかく買ったのに」
「それは、自分で使えばいいじゃないか」
なんてこと!
夫は、やっぱり古いのを捨てるのを嫌がっています。


というわけで、新しい孫の手は私専用になりました。
コンピュータの前に座ったままで、すぐ手が届くところにフックをつけて引っかけてました。
でも、私としては、やっぱり古い孫の手を処分してしまいたいのですが。





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