2015年4月8日水曜日

石けり


少女のおもちゃ」展示はもう終わり、二階のそれぞれの場所に仕舞ってしまいました。
そのとき、手に取った石けり、いつ買ったものだったか、洗いもせず飾っていましたが、あまりにも汚いので、洗ってみました。


わぁ、見違えるようにきれいになりました。


気泡がいっぱい。
汚れでくっきりと見えていた模様が見えないほどです。
どれも、美しく、なつかしいものです。

石けりは、小学校近くの何でも屋さんで売っていました。
ちょっと目の悪い、愛想のないおばあちゃんが一人で店番していて、薄暗い部屋の土間に、ノートや消しゴムとともに、埃をかぶった石けりやろうせきの箱を置いていました。ゴムまりは網に入れて、ぶら下げていました。
「どれにしよう」
在庫も少なく、変わり映えもしないのに、あれこれ迷ったものでした。

石けりが流行る季節になると、授業が終わるや否や、校庭に飛び出しました。ちょっとでもいい場所を確保するためです。
校庭のあちこちに線が引かれ、
「けん、ぱー。けん、ぱー。けんけん、ぱー」
と、ぴょんぴょんとび跳ねたものでした。





4 件のコメント:

  1.  石蹴りとは懐かしい遊びですね、
    遊び方の種類は
    「小沢昭一・わた史発掘・文春文庫」にありますが、冬の日溜り遊びで夏の日中は
    日射病になるとかでした。
    宿題だけ済ませれば毎日遊ぶ生活でした。
    (笑い)

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  2. 昭ちゃん
    地域によっていろいろな遊び方があったんでしょうね。石けりと言っても、投げたり、けんけんの姿で拾ったりするだけ、「石けり」を蹴ることはありませんでした。鞠つきとかおはじきには複数の遊び方がありましたが、石けりはたぶん一種類でした。小さい子は小さい升を、大きい子は大きい升を描いて遊びました。
    あまり大きい升を描くと、升が相手に取られたときには飛び越せなくて困ります。ソフトボール投げは苦手でしたが、石けりの石を遠くの升の中に投げ入れるのに、ほとんど失敗はしませんでした(笑)。遊んだのは夏だったか、冬だったか覚えていませんが、ある日急に流行り出し、ある日急に関心が他の遊びに移って、次はゴム飛びばかりとか(笑)、いろいろな遊びが入り混じることはありませんでした。
    汗びっしょりでも日射病にもならず遊びました。

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  3. 石蹴り用のガラスが売られていたのですね!写真ではおはじきのように見えますが、実際には手のひらサイズなのでしょうか?
    私は石を投げてケンケンパをする遊びをしましたが、カカシの形を書いて石を投げ置き、その石を入れたマスは踏まないというものだったので、石蹴りとはちょっと違いますね。ネットでは石蹴りの一種として紹介されていますが~。
    ところで、「やさとのひび」と読むのですか?ずーっと「はちごうのひび」と読んでいました。「はちごう」ってどこにあるんだろう~と検索して、ひゃーーー!です。。。

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  4. hiyocoさぁん
    「やさと」ですよぉ♪
    もう慣れ親しんでいるので何とも思いませんでしたが、地名って読みにくいのがたくさんありますよね。
    石けりと言いつつ、本当の石を使ったことはありません。もう少し時代が新しくなると、大鵬、柏戸の文字入りとか、W入りの早稲田、K入りの慶応などの石けりがあります。
    石けりの直径は5cmくらい、ある程度重みがないと投げたとききれいに着地しません。特大のも見たことがありますが、子どものポケットには入らないし遊びにくいし、やっぱり4、5cmが遊びやすかったです。
    おはじきとの大きさ比べ(http://koharu2009.blogspot.jp/2012/01/blog-post_762.html)していますが、豆蹴りは持っていましたが無用でした。升(陣)は、長四角の中に手前から縦線のない升(けん)、ある升(ぱあ)ない升(けん)ある升(ぱあ)、大きい升を斜めに分けて(けんけん)、最後はある升に着地します。実はもうルールをよく覚えていませんが、石けりを投げ入れた升は足が入れられない、飛ばさなくてはならなかったので、けんけんはもっと多かったような気がします。

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