Yさんと、GさんMさんご夫妻が遊びにいらっしゃいました。Yさんとは一年半ぶり、GさんMさんとはもう、四年ぶりになります。
私の周りに、植物好きの友人はいないわけではありませんが、Yさんはダントツです。
いろいろな植物を見に、気軽く世界中に出かける方で、与那国から帰ったばかり、これからブータンにいらっしゃるそうです。
Yさんは、植物に関しては特別な勘が働くそうで、我が家の庭では、ヤブツルアズキを発見してくれました。
ヤブツルアズキでお赤飯を炊くとおいしいそうです。
そのYさんから、いただいたベリーズのお土産の刺繍です。
ベリーズにも、植物を見にいらっしゃったようでしたが、Yさんは布など手工芸品にも造詣が深く、道端などで売っている、刺繍布を見逃さなかったようでした。
ベリーズは、北はメキシコと、西はグアテマラと国境を接する、ユカタン半島の小さな国で、人口の約半分はメスティーソで、マヤの末裔である先住民は、わずか10%ほどです。
うっかり、お聞きするのを忘れてしまいましたが、たぶん先住民の刺繍だと思われます。
Yさんは、他にもベリーズから布を買っていらしたようでしたが、どれも新しい布が不足しているのか、古布に新しい糸で刺繍してあったと言っていました。
実際、そうなのでしょうか?
『FORK ART OF THE AMERICAS』にも、ベリーズの手工芸品は一点も載っていないし、ネットでも検索できませんが、刺繍した古いブラウスの裾の部分を切り取ったという可能性はないでしょうか?
地機(じばた、いざりばた)で手織りにした、幅24センチほどの布を、横に二枚剥ぎ合わせた上に刺繍してあります。
上は切りっぱなしなのに、下は端の始末をした上に刺繍してあります。
もし無地の古布を利用するなら、上の端の始末をしてから刺繍するのではないか、あるいは布が横長すぎると感じたら、下端を解いて刺繍するのではないかという気がしますが、実際に多くの布を見ていないので、はっきりはしません。
ベリーズは、四半世紀ほど前に、知人のKさんが熱帯林のトラスト運動をしていたので、初めて知った国でした。
トラスト運動は、原生林の伐採を阻止するため、ベリーズの人たちがその土地を購入する資金を海外から集めて、共闘するという運動でした。
ベリーズには熱帯林が残っているくらいですから、美しい鳥もたくさんいるのでしょう。
ロシアの土鈴は、Mさんからいただきました。
こちらも道端で、女性が売っていたものだそうです。
造形も素敵、レースのような絵つけも素敵です。
薄い薄い。
ロシアの土人形などと比べると、とっても薄いつくり、高温で焼いてあるのでしょう、いい音がします。
大きい方は、抽象化した花(?)の反対側には教会が描かれています。
「○○焼き」といったものではなく、道端で売っていた女性のオリジナルだったのでしょうか?
二日間、Yさんに家の周りのいろいろな植物を教えていただいたり、植物探訪にでかけたりと、楽しい時間を過ごしました。
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