厳しい残暑が残る年もありますが、今年の夏は、すとんとあっけなく終わってしまいました。夏が好きな私、未練がましく出しておいた団扇と扇風機を、やっと片づけました。
夫の両親が遺した、丸亀団扇。
涼しげな竹の模様です。
縁がちょっと擦れて、色が滲んでしまっているのは、印刷ではなく、木版、手刷りだからです。
もう一本は柳の模様、こちらも涼しげです。
丸亀団扇は、平たい竹ではなく、丸い竹を割いているのが素敵です。
かつては、夏に客があれば、とりあえずお出しした団扇と、ぶっかき氷入りの冷たい麦茶は、遠い昔のものになってしまいました。
いつもは着物姿の祖母も、猛暑の間だけは、あっぱっぱー(ワンピース)姿でした。
それにしても、丸亀団扇は丈夫なもの、我が家では毎夏、涼しい風を送ってくれます。
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