2015年10月30日金曜日

ご長寿文房具


のらさんから届いた通信をファイルするために穴を開けながら、
「このパンチとも長いつき合いだなぁ」
としみじみ見てしまいました。30年以上です。

形がいいわけではないし、使わないときは場所をとって邪魔になる大きなパンチ。
新聞の切り抜きやら、資料のファイルやらで、ほぼ毎日のように使っていた時期もあったけれど、いまでは月に一度の出番があるかないか。


それでも、ないと困ります。
紙の大きさによって調節できるガイドがついているのが邪魔だけれど便利、普段はデスクの足元に転がしています。


古いつき合いと言えば、紙の裁断機はもっと古い、40年以上のつき合いです。
重いものなので、車で移動していたカメラマンの友だちに買ってきてもらったものです。
最初は、もっぱら家族の写真を切って、組み合わせてアルバムをつくったりするのに使っていました。
「くれぐれも、一枚だけ切ってね。それからハンドルは自然に降ろして、絶対に刃を内側に寄せるようにしちゃだめだよ。そしたらいつまでもきれいに切れるから」
と言われ、私は律義に、
「まっすぐ降ろす、まっすぐ降ろす」
と唱えながら使っていました。

友人の忠告は夫にも伝えたはずでしたが、ふと見ると、コピー用紙を数枚重ねて切ったりしていました。
「だめでしょう。一枚ずつよ」
「えっ、そうだったっけ。面倒だなぁ」
もともと、頭に入れておこうという気がないので、油断も隙もありません。


カッティングボードも大小いろいろ持っていますが、裁断機とはちょっと用途が違うような気がします。
こちらも、タイの英字新聞切り抜きをしていた頃は、なにせどの記事も長いので、なんとかきれいにA4の台紙に収まるよう、小さいカッティングボードは常に持ち歩いて、暇さえあれば新聞を、切り刻んでいたこともありました。


裁断機は、今では名刺くらいしか切りません。
ちょっと刃を内側に寄せないと、紙によってはきれいに切れないことがあります。誰かのせいだと思っていますが、まあまあ切れるので、よしとしています

どちらも、新しいものを改めて買うほどのものではないので、これからも、つき合いは続きそうです。






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