2015年11月2日月曜日

暮しの実験室の手づくり


暮しの実験室の、秋の収穫祭に行ってきました。
この時期、収穫の仕事を山のように抱えながら、連日のように泊りがけのお客さんの受け入れも含め、イベントが続いているようです。

暮しの実験室の人たち(スタッフ)は、自分の生活は自分の手でと考える人たちです。


Fくんはすごい!
ここに展示してあるのは全部Fくんの手づくりの、デイパック、トートバッグ、Yシャツ、ダウンジャケット、チェニック、セーターなどなどです。
中でもセーターは毛糸を買わず、自分で羊の毛を刈ったものや、近所にある「ダチョウ王国」から、アルパカの毛を譲り受けて、きれいに洗って、梳いて、糸にして編んだものです。
手前のは、現在編み中、まだ片袖がついていません。
ちなみに、今つけているエプロンも自分で縫ったそうです。

昼間は農作業や家畜の世話、出荷などにいそがしく、どうやって手仕事の時間をつくるのか、不思議なほどです。
今年結婚したF夫妻には、来年には赤ちゃんが生まれます。


Fくん制作の粉ふるい機。


動力は、大工道具のジグソーを利用したもので、左右に動きます。


既成の篩(ふるい)を各種装着できますが、自分でつくった四角い篩も使えます。
この日は、四角い篩で蕎麦がらをとり除き、粉にしたそば粉を目の細かい篩でふるっていました。
あとで、Fくんの打ったお蕎麦もごちそうになりました。


こちらはKさんの編んだ竹籠、習っているとはいえ、きれいな仕上がり。竹ひごも自分でつくったそうです。


暮しの実験室では、豚や鶏(ポニーや犬、猫もいるけれど)を飼っています。
手前は、その豚肉を塩包みにして燻製にしたもの、まな板の上のほとんどなくなっているのは、鶏の燻製です。
 

おいしくて、切りわけるそばから手が伸びます。
  

さて、こちらは実験室の面々が持っている、手づくりのお皿です。
左手の親指を入れて持ち、お箸やスプーンは立てる穴があり、竹筒のコップを挿す穴も開いているという優れもの、これならコップがどこかへ行ってしまうことがありません。


プレートにもコップにも目印の焼き印が押してあるので、他の人のと間違うこともありません。
このあたりでは、集まるときマイプレートを持参することがよくあります。そんなとき、軽いし割れないし、前から羨ましいと思っていたお皿です。


「暮しの実験室」の前身は「卵の会」ですが、今年で通算41年目を迎えたそうです。
40年前には小さかったケヤキは大きく育ち、育ってみると建物の近く過ぎたそうですが、よくある話、私たちにも耳が痛いことです。


のんびりと寝ていた豚くん。


お手洗いには、こんな絵本が置いてありました。








2 件のコメント:

  1. へぇ~!なんでもやっちゃうんですね。作るんですね。
    オレもモノづくりすきですが、やはり道楽の範疇です。(笑)

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  2. Shigeさん
    屠殺は決まったところでしかできないのでやってもらうようですが、彼らは豚の解体もやっています。あと、耕作放棄地の開拓もやっています。その他に、会員や都会もんとつなごうと、宿泊させたりイベントだらけで、地元の年寄りにわら細工など教えてもらっているし、頭が下がります。
    しかも、彼らの普通の昼飯を食べているところを見たら、まあおいしそうなご飯(笑)。そのときは高校生を受け入れて、高校生たちはピッツァをつくっていたのですが、彼らはオムライスを食べていました。一口食べたかった(笑)。

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