2016年1月11日月曜日

海辺の廃屋


1月18日、19日の上棟に備えて、天窓を止める釘など、必要なものを買いにひたちなかのホームセンターに行き、その帰りにちょっとだけ、海に寄ってきました。
瀬戸内地方の人が驚く、ずんべらぼうの水平線が広がっています。


ウミウ。


海のすぐそば、左に擁壁の見えるところの上には、廃屋がありました。
 

こんなに素敵なところに住んでいたのに、どうして廃屋になってしまったのでしょう?
左手には、母屋がそのまま残っていますが、閉まったガラス戸の内側に、丈の高い草が生えていました。

ひたちなかの漁港のあたりは2011年の地震のときに津波の被害を受けましたが、このあたりから北の、海岸線に沿って神社がたくさん建っているあたりは、ほとんど被害を受けませんでした。
この家も、まったく無事だったようですが、ここに住むことを禁じられているのでしょうか?


波の音を聞きながら、朝日も夕日も見ることができたというのに。

先の津波で、海岸線に近いところの古い神社の位置を調べた友人がいました。
古い神社をつないでいくと、津波ラインとぴったり合ったのだそうです。先人の知恵はそんなところにも残されているようです。






4 件のコメント:

  1.  あれだけ過去にも見舞われた大地震の予兆が
    はっきりいないのも不思議ですねー
    11年前の「福岡沖地震・M6弱」でも井戸の水位が下がっていたとか、
    やはり起こってみないと巨大地震に結びつかないのが現状でしょー
    原発NOーも安保NO-もブームで終わりましたね、
     いつまでも引きづらない私の独断と偏見です。

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  2. 昭ちゃん
    あっはっは、過去からの学習はおろか、最近のこともなかったことにしてしまうのが日本人です。切り替えが吉と出ることもあれば、凶と出ることもあるでしょう。
    それでも、海辺の神社線、恐るべしです。この浜のあたりから北は、本当に最少の被害で済みました。もちろん地震で道路がぼこぼこにはなりましたが、津波は来ませんでした。海岸近くには古い神社が集中しています。
    ここよりちょっと南のひたちなか港や市場は、4、5mの津波が来てめちゃくちゃになりました。復旧しても、放射能を恐れて、客はしばらくまばらでしたが、今は昔のように押すな押すなの客が、渋滞を起こしたり、行列をつくったりしています。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を地で行っています(笑)。

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  3. やはり現地をこの目で確かめないと
    〇〇〇〇の報道だけではいつの時代でも、、、
    プレスコードもあるしね。

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  4. 昭ちゃん
    それありますよ。報道はセンセーショナルな、見る人が喜びそうな映像だけ撮ります。だからそれを見て、ちゃんと知らされていると思ったら大違いですね。
    まあ、なんでもそんなものです。やれやれ。

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