2016年3月6日日曜日

梯子の踏み台

都会生活では必要のない梯子ですが、田舎生活では必需品、どの家にも一つや二つあります。
家を建設している我が家では、手持ちの梯子だけでは足りなくて、同じ集落の中に倉庫を持っている工事屋さんから借りている梯子も合わせると、数えてみると屋外用だけで10本もあります。

アルミの、長くてまっすぐな、伸ばせる梯子が2つ。ついこの前まで、コンクリートの柱に固定してありました。
アルミの、半分に折れば踏み台に、伸ばせば梯子になるものが大小3つ。近所の工事屋さんから借りている鉄の梯子3つも同じ仕組みです。
アルミの、植木屋さん用の梯子は三本足で、地面が平らでないところで使うのに重宝するもので、踏み面が広くて安定感があって、工事にも役立ちます。これが大小2つ。
どれも、ぶつかってゆがんだり、コンクリートを被って汚れたりしていますが、それぞれ役立っています。

 
古い写真を探したら、一枚に、なんと梯子が5本も写っていました。


工事用とは別に、室内用には、イギリスの木製の梯子とアルミの踏み台が一つづつあります。
イギリスの梯子は、松の木の色も美しく、どこも傷んでないのですが、一つだけ問題があります。
 

踏み板が、ちょっと前に傾いでいるのです。靴下をはいて乗ると、実際に滑ったことはないのですが、滑りそうな感じがするときがあります。
よく見ると、長年使い込まれて、より体重のかかる前の足がすり減ったものか、足の先端の角度と踏み板を取りつけている角度が少し違っています。


この梯子は、広げると、縄が張って安定する仕組みです。
縄をもう少し長いものと取り換えると足が広がって、水平に近づくはずです。でも、いくら自然素材の縄を使うとしても、当時ものの縄と新しい縄とを交換するのは、ちょっとためらわれます。
それに、縄を長くして広がった場合、力のかかり方が変わってくるのも心配です。


そこで、後ろ足を少し切って、短くしてみることにしました。
1940年代のものなので、切るのもためらわれますが、切らないで、この先ずっと使わないのは、もっとためらわれます。


とはいえ、あまり思い切りよくは切れずに、1センチほど切りました。
 

大して変わりませんでしたが、少しだけよくなりました。

室内専用のアルミの踏み台は、伸ばして梯子にして使う必要性に迫られて買ったものですが、それ以前は、室内ではこの梯子しか使っていませんでした。
ところが最近は、低いところで使うのさえ、この梯子ではなくアルミの踏み台を使うことが多くなってしまっていました。
アルミの踏み台はすべる心配がなくて、しかも広げれば一直線になって、高いところ、低いところ自由自在だからです。

でも、木製梯子の足を切ったことだし、これでまた、しばらくこの梯子の出番を増やしてみようと思っています。








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