2016年8月11日木曜日

ゴキブリ

夫の弟のひろちゃんから本が届きました。
開けてみると、


わぁ、何だこのまがまがしさは!
落ち着いてよく見ると、私が一目も二目も置いている、ゲッチョ先生こと、盛口満さんの描かれた、『ひみつのゴキブリ図鑑』(岩崎書店、2016年8月)でした。
そうか、著者がゲッチョ先生だから送ってきてくれたのです。

世の中には、虫が数々いて、それぞれ、好かれたり、嫌われたり、何とも思われなかったりします。
でも、ゴキブリは、蚊や白アリのようにはっきりした実害を伴っていないわりには、みんなに嫌われたり、気持ち悪がられたりしています。
かくいう私も、せっかく送ってくれたのだから読もうと思いながら、心臓がばくばくしてしまったし、このブログを書いていても、ときどき席を立って深呼吸をしないと、向き合っていると呼吸を忘れるのか、苦しくなってしまいます。


32ページの全部が手書きで、写真は一葉もありません。


外見だけでなく、身体の部分の絵、内臓の絵、ゴキブリの歴史、いろいろな卵鞘、脱皮などなど、あらゆる角度からの絵が描かれています。


まったく、力作としか言いようがありません。
ゲッチョ先生を敬愛する、虫好きのmmerianさんは、どの絵を見ても息苦しくならないと思うけれど、細部まで見て、全文を読むのに、私はかなり体力と気力を要してしまいました。


先入観や偏見はあまり持っていないと自負している私ですが、なかなか。







2 件のコメント:

  1. うわー、無理!(って高校生みたいな反応)。昨日、玄関の隅を猫がじっと見つめていて、何事かと思ったら、最後の絵の、右下側のヤツがいました。大騒ぎで殺虫剤噴霧しましたが、あれはなかなか死なないで、かえってそこらを猛スピードで動き回るから大変。猫もビビッて飛びのきました(^^;)。
    それにしてもゲッチョ先生すごい!です。どれだけゴキブリを見たんでしょうか。絵を描くからには実物を見つめて描くんでしょうね。そのためには捕まえなくてはならないし…。考えただけで…口角が下がります。

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  2. karatさん
    喘ぎながら読みました(笑)。
    でも、私強いんですよ。いつだったか母から、母の叔母が素手でゴキブリを叩くという話を聞きました。「だって、あとで手をよく洗えばいいじゃない」と大叔母は言ったそうです。とてもおしとやかな大叔母でした。
    それまで、ゴキブリを見つけても何かつぶすものをさがしているうちに取り逃がしていました。逃がすのと、逃がさないのとどっちにするか?私も素手でつぶすことにしました。以来、見たら、ほぼ100%つぶしています(笑)。
    でもそれがゴキブリだからで、ピョンピョン跳ねるカマドウマは絶対に手ではつぶせません。ビニール袋を手にかぶせて叩くと、手足がばらばらになってぞっとします。そんな、叩くことができるゴキブリですが、観察するなんてもってのほかですね。ゲッチョ先生の本には、白アリがゴキブリの仲間だとかで、いろいろな白アリの絵もありました。見るだけで蕁麻疹が出そうです。

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